エコロジカル・アプローチ:本 新しい学びの本、とても刺激的

  先生、よろしくお願いします。

・エコロジカル・アプローチ 「教える」と「学ぶ」の価値観が劇的に変わる新しい運動学習の理論と実践

 をだいぶ前にキンドルで買って、今施設で朝の時間に読んでいます。
 この本は僕にとって、ものすごく良くて影響を受けています。
 読んでいて、新しい用語がたくさん出てきて、簡単にわかる説明もされています。

 僕にとって良かったのは、読解力がないのできちんと説明できませんが、タイトルにもあるように教わると/学ぶの理解が180度ひっくり返ったことです。

 僕にとって学ぶとは、例えばサッカーではボール扱いの本を買って基礎から段階を踏んで学んでいくというもの、本を買って付録のDVDで学んでもいい、もしくはサッカーに詳しい先生に基礎から教えてもらって身に着けていく。
 しかしこの本は、必ずも段階を踏んでいく必要はないという。最初からサッカーの試合に放り込んでもいい。但し・ただし(検索で出てきた漢字) いきなり本当の大人レベルの試合を設定しなくてもいい。ボールを小さくするとか。サッカー場を小さいものに変えてしまうとか、ボールタッチを一人連続2回までとルール変更してしまう。そうすることで初心者にハンデを感じさせず、いきなりの試合でも学べる設定をコーチは用意する。教える立場ではなく、権威として、そうではなく環境を変えてサッカーをする本人が自分で学ぶ環境を用意する。初心者の学習者は環境をいじられたことで、設定してもらったことで試合という場で、教えてもらうという場を用意する・段階を踏んでいくということをしないでサッカーを現場で自分の感覚を探索に使って自主的に学べる。
 そうなんです。この本、アオアシの漫画がなぜ僕を夢中にさせ、この漫画で成長と学びが描かれるが、その主人公の成長に感情移入しておもしろいか、その本質というか背景というか、骨格の種明かし的な内容になっている。アオアシの面白さは、この本をバックボーンに描かれていることがわかる。たぶん最新の理論でアオアシは描かれている。その最新の理論がエコロジカル・アプローチです。
 最近アオアシを読んでいませんが、31巻くらいまでは読んだ、アオアシは刺激的で成長と学習が描かれていた、その面白さの謎がこの本で読めた、まだ半分しか読んでないが。

 僕の学ぶという理解は、段階を踏んでいくという古いものだった。そうじゃないこの本の最新理論の学ぶという方法を知った。
 例えば清掃していて、僕の掃除の仕方を周りの人が見て、周りの人にこうだと理解されてしまう、そういう眼差しを・まなざし を感じてきた。あなたは掃除が遅いですね、サボっているのではないですかと。この眼差し、親の眼差しなんです。もう親は死んでいないのに僕の中では親の眼差しは生き続けている。親は古い、この本を読んで古い見方をする人だと断言したい、見方をする人だった。
 この本を読んで親の見方の古い方法を解体できると思った。僕は理解されてしまう、周りにあなたの掃除はこうですと眼差しを向けられ評価される理解される、この眼差しを持ち続けてきた。実際の周りの人たちがそういう人たちではなかったとしても、僕の中で親の眼差しが生き続け、僕の中でその眼差しを生き続けさせてしまっている所がある。

 でも、この本で、学びの理解が180度変わった。学びとは自分でその自分の行う・おこなう 分野で、探索するものだと。段階を踏む必要は必ずしも必要ないし、自分の環境・場の設定をいじってやる・変数を変えてやることで自ら・みずから 学んでいける。僕の中で生きている親は権威的で、威圧的で否定的な見方をしている。それに対抗するやり方は、自分で環境に対してChallengeしていくことだ。掃除をして思った。こうしなきゃとか、こう掃除しなきゃとか規定されて眼差されるのではなく、自らこの方法で掃除しようとか、こうやったら早くできるのではないかとか、正しい方法があるのではなく、自ら環境に対して理解/変更/改変できるもの。自分でチャレンジしていく掃除が僕にとってのエコロジカル・アプローチだ。と思った。このチャレンジができて、し続けられるなら、僕の中の親を葬り去ることができると思う。僕が僕の人生を歩んでいくことができると思う。ザマアミロ、おっかあ、おっとう。

 この本はこれからの新しい学びのスタンダードになるし、読んで損はないとお勧めできます。僕にとっては刺激的で面白いです。


読んで頂きありがとうございました。