俺の母ちゃん、立って歩いたりできないのかと思ったら、しっかり立って歩いていた。起き上がることはできないんだ、みたいなことも言ったが。

 おいらは、かあちゃん、少しでも立てて歩けていいね、みたいに言ったらかあちゃんは、お前は何もわかっていない、とかいいたまわった。

 バカヤロー、ふざけるな、なんで母ちゃんのことそんなにわからなくちゃいけないんだ、わかる必要なんかねーんだよ、糞婆、と糞爺になりつつあるおいらは思う。

 病院の転院の日取りが決まった。それに沿って動くことになった。作業所にも電話を入れて調整していただいた。ありがたや。あぶないじょうたいだが。



 ひものほんを2冊目、コンビニで買った。書棚に並んでいて、昨日見たのよりよさそうだった。金を損した気分だが金を払って買った。あたりまえだが。