心の父を軟化させた。(笑顔を作らせ、スケベを切り口にして):父と僕は同レベル

 カウンセリング(EMDR)を受けました。地下室の(心)父に会いました。父に会いに来るといつも父は無表情とかになっている。父は攻撃否定的なことが多く、あまりいい父ではなかった。地下室の父に会っても、僕のお尻の穴はすぼまっている感じで、お腹なんかも緊張強張っている。
 今回のカウンセリングで父の無表情ではない関わり方はないかということで、父のスケベを持ち出した。父は女子プロゴルフが好きで、横峯さくらのファンだった。父は女子プロは見ても男子プロはほとんど見なかった。ここから推察するに、父は女子の胸とか臍とか、脚を見ていたのではないのか。たぶんスケベ心でだ。
 僕が高校の時に深夜放送で裸の女を見たがってこっそり見ていた時も平手打ちをした父だった。だけど父自体はスケベで隠したがるアホだった。その証拠に父の本を整理していたら、書店で配るカードタイプの外人女性のヌードデザインのが10枚くらいあった。たぶん、せっせと書店に通い、ヌードカードを集めたのだろう。馬鹿父め! 僕と同レベルだ。そのくせ平手打ちしやがって。父はいつも自分は違うを主張したが、その否定している対象と父はいつも同じレベルかそれ以下だった。それだけたちが悪い。馬鹿父だった。
  
 この、きれいな女性に弱いというのは、父と僕は同じだった。ここを拠点に地下室で父と関わった。父は高圧的だけれど、女性に対する距離感は僕と同じだった。これで父と同レベルでのかかわりが持てた。カウンセリングの先生の治療は、僕と父を対等、同じ土俵で関わらせるというのも含んでいるらしかった。だから今回僕はスケベをキーワードに父と水平の関係を持てた。

 父を最初笑わせたんだ。父は高圧的だけれど、緩めるとするとどうするかで、父に笑顔を作らせたらどうだと。実際父を笑顔の人に置き換えると、肩腹の強張りが弱まった。尻のすぼまりは続いたが。
 そして父のスケベを持ち出して、同じ土俵に父を据えた。今回、父と関わり方が変わった。笑ったりスケベで僕の心の父を軟化させることに成功した。もう実際の父がどうとかではなく、心の父が不動硬直で、融通が利かなかったので、今回のカウンセリングで、先生主導の軟化が成功したのだった。今回は収穫だったと思った。