スーパー / 父に文句を言う作戦

・ スーパーへ行くと、お目当ての商品を探すことで頭がいっぱいになる。買い物を終えてレジをとおり袋詰めして帰る段になる。バックパックやエコバッグをぶら下げて、夥しい・おびただしい 商品の通路を通り抜けて外に出るけれど、その時思う、

これだけのものすごい商品があっても、僕と関係するのはほんのわずかで、ほとんどは買わないで終わる、僕は同じような商品を買ったり・決まったものに絞ってるので、なおさら食べたことのない商品の数はその分多くなる。こんなに商品があるのに、偏った買い物をしているなあと気づく。知らない商品の放列の間をすり抜けて外へ飛び出す。帰りは冷めているので、スーパーってなあ、と思う。

 ショップ自体が、商品を集積して、欲しい人を募る・つのる という場所なので変なのは当たり前だ。かわったところ。


・ 今日は調子が悪かった。皆冷たい。調子の悪い日は、僕の中の父は元気いっぱいだと感じる。交通機関で周りの人は僕にケチをつけようとするけれど、それって、僕が父に負けていて、その父に負けている僕が君たちにはケチをつける格好の餌食に見えるんだろう。
 だから僕の中で父は元気に生き続けている。しかしいつまでも父をのさばらせるわけにはいかない。あんたは、威張りたいだけで、不機嫌で、人を踏み台にする人だ。そんなあんたは大嫌いだ。引っ込め糞爺。あんたが弱虫なのはわかっているんだぞ。弱虫だから人に威張るんだ。そんなあんたはデカい面しないで、隅っこで小さくなっていろ。卑怯者め!
 と、今は部屋で周りの圧力がない状態なので文句が言えた。今日の交通機関では、周りがケチをつけそうで、跳ね返そうと躍起だった。父に文句を言う作戦は有効そうだなと感じる。覚えておこう。また調子は悪くなるから。