精神科のお医者様に会ってきました。診察を受けました。

 僕は父の見せびらかしを受けて萎縮していますが、どうやって越えられる思うかと聞かれ、イメージの父・僕の中の父に向って、父のはそんなに大きくないじゃないか・僕とどっこいというくらいのもんだよ、と言って父に技をかけたり、自慢するほどのものじゃないだろ、といなしたりしてもいいのではないか、みたいなことを言いました。先生は僕が大きさを気にしているかと思われたようですが、そこはそうじゃないよと訂正しました。

 作業所でも、僕は最近、軍隊みたいなものだと思うようになりました。チューリップ組(作業所の仮称)がこの日本でやっていくにあたって、戦闘員(作業員)一人一人にチューリップ組としての意思統一を図ろうとするのは当然です。僕だけ横を向いていていいというわけにはいかない。チューリップ組にいるならみなと同じ方を向かなければならない。
 A型も事業なので、会社とおんなじところになっている。このチューリップ組は緩そうに見えてキツイところです。やりたいことをやらせて頂いていますが。ボスのことを最近、敏腕だと思うようになりました。

 それで、軍隊組織に学ぶ本を読んでみたいなと素朴に思いました。

 僕が父の呪縛から社会人になるためには、社会人として組織の一員として男として成熟する必要がある、積極的に社会にかかわることが父を越えていくことになるような話をお医者様から聞きました。

 今日の僕は着ものの解体で結構傷つけてしまいましたが、作業中、ぶら下げている父イメージに先に書いてあるようなことを向けて、僕の中の父を軟化させようとしました。僕の心の中の父との関係を動かしたい一念です。