50代から心を整える技術 ー自衛隊メンタル教官が教える 下園壮太(朝日新書)

引用:位置No. 1904

4章 自己満足するスキルを身につける ―新たな目標と生きがいの見つけ方

 パートナーや部下との会話では「ラブ注入」を

「聞いてください。1000個の発注をかけたいのに、直属の上司が200個でいいって言うんです」と別のセクションの人が相談してきたとします。そのとき、客観的には「200個でいいじゃない。追加すればいいんだし」と思うでしょう。しかし、その人が理解してほしいのは「思い」なのです。「強気でいきたい、いけるって思っているんだね。いい仕事してるね」とその気持ちに寄り添う「ラブ注入」で、相手は「よし、上司に理解されなくてもとりあえずがんばろう」と思えるようになります。

 パートナーが「ゴミ出しのときに嫌なことがあった」と話してきたとします。
パートナーがゴミ当番をするときに、ルール違反のゴミがいつもある、という内容です。もしも、あなたが「ゴミ捨て場に監視カメラをつける、町内会の議題でとりあげる、町内会のリーダーに相談する」といった解決策を提案しようとするなら、それは「問題構造で解決しよう」とする視点です。パートナーは「全然、わかってくれない!」と怒りモードになるかもしれません。

 必要なのは問題解決のためのデータ収集ではなく、相手の気持ちをわかるためのデータ収集です。「いつからそのゴミ出ていたの? どういうゴミだった? ひどいね。それで、どうしたわけ?」と聞いていく。ひと通り話を聞いて、「そうか。ゴミ当番するのもほんとうに大変なんだね」「いつもありがとうね」。これが相手が欲している言葉だったりします。困っているという相手の気持ちを理解し、苦労の程度を理解する「ラブ注入」を、職場や日常でどんどん練習してみてください。



:引用終わり


kurage0147130(引用者):「母にこの間、がんが見つかって僕が話したのは問題構造で解決しようというやり方だった。これを読むとなぜうまくいかなかったかわかる。母のびっくりしたことや、困惑していることを聞いて、急にがんだってなって困った話を丁寧に聞いて、気持ちに寄り添えばよかったらしい。」

・モッズコートはペラペラで、春秋物だった。比較的新しかった。スリムフィットで時代を感じる。Lなのに小さい。下に厚く着られない。

・今日は新聞整理少し/年賀状印刷(父・母・自分の)/うま煮づくり/リコーダー+ボンゴ(メルカリ中古で買った。4千円)/このブログ書き
をした。年賀状は、4時間くらいかかった。