人のため2+英語+自分だまし

・ 施設では、この間の続きをやっている。入居者さんの生活が第一で、僕たちはそのために掃除という分野で集められた。
 僕は今まで、自分のためにやってきた。自分中心だった。それが展開して、他者が中心になり、そのために存在していると。掃除部門の中でも、仲間のために存在しているとか。札幌市内を歩いているとすると、他の市民のために存在しているとか。
 これはきれいごとではないです。相手のために存在しているとすると、相手がどんなかを査定している。自分が預ける人はどんな人か吟味する。その人のために存在していると。いままで、自分中心で、自分のほかに他者がいる。だから他者がどんなかあまりじろじろ見なかった。他者のために自分がいるとなると、相手のことも気になる。

 そして相手に嫌われたり、認められなかったりしても、自分の側の片思いなので、他者のためというのは、自分がしっかりしていないといけない。自分に芯がないと立てないと思う。片思いで他者がいる。
 
 人間って、人のために存在するものなのだったのかもしれない。僕はずっと自分のためだと思ってきた。僕の親が、特に父が身勝手な人だったのでモデルが悪かった。母はまあ、父と僕のために存在してくれたのかもしれないが。
 僕は56歳になったら、人のために生きるのもいいだろうと思ってきたけれど、54歳で人のためというのを思うようになった。職業の貴賎・きせん は関係なくなるかも。

・ いま、英語を交通機関でやっていないけれど、僕は自分にオールラウンダーを期待してきた。それは親の期待だったのだと思う。英語をできる人になろうと。
 そうではなく、本を読んだりして、英語は一文をまず理解しようとして、その出てくる単語に詳しくなる、というのでもいいのではないのか。ドラゴン桜公式副読本16歳の教科書、石井裕之さんの、辞書のPに詳しくなって、Pなら学校の先生より詳しくなってもいいだろうと出ていた。
 僕はそんな広範囲は無理だ。giveなら、giveだけ詳しくなって、それをきちんと追及するみたいなのなら可能性はあると思う。僕は自分に自信がないので、ほんの初歩を徹底するみたいなのがいいと思う。あれもこれもは無理。オールラウンダーなんか目指したら自滅する。狭く初歩的でしつこくやる。みたいなのがよさそう。

菊池聡、「自分だまし」の心理学、光文社新書??
kindleダウンロード。ドラゴン桜公式副読本 40歳の教科書 NEXT
に出てくる先生。

 この自分だましというのが面白い。うまく説明できないので、理解していないので書けないが、正常な人というのが鬱になりやすくて、少々自信過剰で調子がいい人のほうがなりづらい。それは鬱になりやすい人は、あまりに自分を客観的に見過ぎていて、自信過剰な人は楽天的に自分に自信を持っているので、道を切り開きやすい。トランプ大統領みたいな人のほうが生きやすいのだと思う。
 僕は自分だましをやって、僕は英語を話せるようになると宣言して、それに色を付けてできるようになるよと自信を持つ。自分だましをやる。こんなに勉強したのだからだいぶ進歩したよね、とかいいながら、自分だましをしながら勉強していけばいい。そのように使うことを著者も期待していると思う。ポジティブ・イリュージョン。明るい未来を期待するとか。
 まだ全部読んでいない。最初に最後の3章を読んで、それから最初に戻って読んでいる。僕のアンテナと相性が良くて、読んでいて楽しい。