12/30 Wed 今日から始まるナラティブ・セラピー:本


 前回のカウンセリングで、先生にナラティブセラピーを勧められた。僕の人生を小さいころから振り返って、良かったところと悪い部分も混ぜて、等身大に、どちらかに偏らず振り返ることをする、という。

 僕はイメージが湧かなかったので、先生にどんな本がいいかと聞いたら、今度までに調べておくという回答だった。

 今日から始まるナラティブ・セラピー というのをキンドルダウンロードで読み始めた。そのまえに、Webで調べてみた。物語るけれど、外在化という方法を使って、問題とされていることを自分から切り離す、みたいな話だった。でもまだイメージが湧かなかったので、ダウンロードした次第です。
 
 カウンセリングの先生と、小さいころからの話をやるのはいいけれど、そのまえに、現在のところをやりたいと思ったのでダウンロードした。本の中では、外在化したのを少年と共に名前を付け、ムカッキー(?だったかな?)として取り組むところまで読み進めた。これって、べてるの当事者研究のやり方と似ている。あれも、名前を付けたりして、みんなと共有しながら取り組む課題にしてしまっていた、と理解している。


 僕の現在の課題としては、施設で、いっぱいいっぱいで作業して余裕がない。あまり皆に良く思われていないようだ、今日は、3個の洗面台をやり残して帰ってきた、それは残ればできたけれど残ってやらないで帰ってきた、上司から見るとやり残しはよくなかったのかな? とも思う。施設で空回りしている。頑張って周りに認められるというのが理想だとすると、僕のは、調子が悪く時間がかかりすぎ、ノロノロになったり、忘れたり、問題もある。掃除ならうまくいくかと思ったが、精神状態と調子の悪さで悪く思われている気がする。自分の思うようにはできず、いつも追い立てられ、時間いっぱいかかってしまう。うまく回っていない気がする。これは内在化している、と言えると思う。

 何が問題か¿?¿

 自分はダメだと感じている所が、最大の問題点。前の作業所から引きずっている。掃除をしても、やはりダメだというの引きずり続ける。善戦しているけれど、うまくいかない感が大きい。

 そのことに関して、僕は、何々出来て当然という見方がある。親の見方を引きずっている。掃除はできて当然とか。

 そうではないと思う。僕という一人の53歳の男が取り組み、何とか掃除をしようと悪戦苦闘している。汗を流しながら、涎を垂らしながら。
 自分としては一生懸命やっても、調子の悪さが残るもので不完全燃焼に終わる。これは完全に前の作業所から引きずっている。最近、ノロノロしていることが多い。今日はよかったが、洗面台3つ残して終わった、時間オーバー。
 ちょっと悪いことがあると全部だめみたいに見るけれど、これは親の見方を引きずっているからで、80%くらいはよくやっていると言える。その辺は自信を持っていいと思う。20%良くない面も残る。そこだけ突かれると痛い。でも、良い面が8割あると言えるのは今日見つけた視点。いままで、2割の悪い点にフォーカスして見てきたから。

 この本自体は、入門書です。専門書を読む力がないし、体力もないので、簡単なのを選んだ。読みやすくて、わかりやすい。最初の本としてピッタリだと思う。皆さんは自分の力量を計りながら選ばれるといいでしょう。僕は、今本を読む感じがしないので、実力から言っても、簡単なのがあるなら簡単なのを選ぶ。<おわり>