腹が立ったので歌った。サカナクション・ミュージック・多分風、まあまあだった。憎らしいという歌い方をした。
ローリングストーンズ・サティスファクション・ジャンピングジャックフラッシュ・ブラウンシュガー、はしつこい歌い方なので楽だが、歌詞を覚えていないのでテキトーに合わせた。
ショーケン・愚か者よ、これも昔歌って、懐かしく思い出して、でたらめっぽく投げやりに崩して歌った。

 だいたい今日のテーマの歌い方が憎らしいで統一していた。

 誰も歌ってもご苦労様と言ってくれないので、自分でコップに豆乳を入れて、乾杯と相成った。ごくろうさま。



 TUとTOが、死ねの気合で物をグチャグチャしたり、戸をドカドカト閉めたりうるさい、ぼくへの攻撃をした。

 この2人は女だけれど、強者を標榜する人たちで、弱者と思った僕を叩きたいらしかった。強者と思っている人は、強いふるまいをして、弱者を叩き、強くありたいらしかった。

 この2人がどういう人なんだろうと思っていたけれど、今日の僕の調子の悪さに乗じて振るまった態度で、強者を標榜したい人というのがどういうものか骨の髄までわかってしまった。


 今日の帰りの交通機関で僕の首が潰れ、低いらしいのが分かった。ベンチで待っていると、尻を突き出す男がいたので、顔を近づけ、オデコでそいつの尻を触った。そいつはよく蹴飛ばさなかったと思うが、蹴飛ばさなかった。それで終わった。僕はボケに周り、ジャッキーチェンの股くぐりみたいな行動をとったことになった。僕はジャッキーが悔しそうに股くぐりをしたが、笑顔でやってほしかったな。ストーリー的には悔しがるしか適さないとは思うが。ボケるのは得意なんだな僕は。バカでもあるんだ。バカは強みだが。

 家に帰ってきたら、首を動かしたくなり、伸びたんだな。僕としては標準だが。

「言い返す」技術、ゆうきゆう、王様文庫

 読み始めた。攻撃しないと、攻撃されて当然なんだと思われるとか。
 不当な攻撃には、お返しを一つだけ実行するとか。この社会で渡っていく処世術が語られている。無駄ではないし有用だ。でも実用書に感動はない。実用書なんだな。

 今日のあいつら、強者を誇るやつらだが、フラストレーションも溜まっているな、僕はちょうどいいサンドバッグだったな。
 今日は非常に腹立たしかったので、歌を歌おう。うんこやつら、バカ者ども、糞たちへ向けて。ではなく、父母へ。