モグラの告白

今日は皆がケチをつけたそうでした。帰りに交通機関が大変で、睨んだりしていたけれど、何か別の方法はないかと、それで、やはりこの前の続き、心の父にパンツにしまえよ、僕と母に見せびらかして幼稚なんじゃないのか、弱いから弱いところで威張るんだろ、と父に文句を言う作戦に切り替えた。それがまあまあ効いて、この路線で行くことにした。


一昨日、昨日と、歌は全くダメで沈んでいた。それで今日あたり浮上するだろうと、3日連続のpretender、これがまあまあだった。まあよかった。自分で言うのも、まあ気持ちを載せることができて、合格点だった。そのあとはモチベーションがなくなり、宮本の動画を見ていた。偉そうですが、宮本氏の動画を見ていました。

 作業所も皆がそっぽを向いている感じで、ケチをつけたそうで、最後は嫌になりました。

そうなんです、僕は穴の中に住むモグラなんです。太陽の光を嫌い、穴に潜って彫り続けるモグラ。誰も知らなかったと思いますが、告白します。ここに告白して宣誓します、僕は正真正銘のモグラです。もぐもぐ。サツマイモを土の中で食うのが楽しみです、好物といってよい、もぐ。
 今度モグラの結婚式を上げます。引き出物はわかさいもなんです。知らないって。モグラのいない北海道に今度来てください。銘菓わかさいもが売られていますから。僕はただ一人のモグラです、今度本州の聖子ちゃんと結婚します。モグラの結婚式を執り行います。

 北海道で孤独を噛み締め、お嫁さんをもらい、2匹で北海道の畑を耕すのです。あ、忘れていた。北海道ではサツマイモはあまりつくらずジャガイモだってことを。嘘つきなのがばれてしまった。恥ずかしい。穴があったら入りたい。僕はモグラ。工事用のヘルメットを被りシャベルを担いで穴を掘っています。

 お金を払ってくだされば、あなたの畑も耕して見せます。よろしくお願いします。仕事を下さい。あなたの心を掘り起こして見せましょう。漂う心に分け入り、筋を一本一本切断しながら、心の奥底の声を掘り出して見せます。あなたの心は乾いている。乾いた心の潤いは涙。涙流せ、涙流せ、襞を・ひだを掘り起こせ、その裏には激怒が眠っている。掘り出せ、引き抜け、その激怒の真意は満たされない涙で濡れている。濡れた時、割れが生じてひび割れ、油が流れる。底へ、地面へ、もっと深い下水へ、その下の井戸の底へ、溜まった澱は・おりは、血の涙を流す。ああ、枯れるまで流そう、悲しい調べに載せて、うたおう、一節は・いっせつは 汲み上げろ、汲み上げろ、底からうえまで、水路をつくり、流すのだ。あー、水を流すのだ。川を作り、河になり、海へ、広い海に浮かぶペットボトル。乾いた容器には血の涙が詰まり、飲み干せば、頭は割れ、稲妻が走り、私の頭を打ち壊すのだ。