清掃の仕事で、検診があって、検尿の尿を受ける紙の箱を書いてある指示通りに折って、四角い箱を作った。夜中に起き出して作っている所が切ない。情けない感じがするが、人間らしいなと思う。すごく貧乏くさい。

 辞書を本屋で見た。ロングマン。ラーナーズ イングリッシュ ディクショナリーに相当するのは分厚い奴で、ページを開くとwhatだけでも相当項目が割いてあって、僕は読まないだろうと思った。あまりに英文の説明が長すぎる。英語初心者の僕には荷が勝ちすぎる。僕には、ロングマンのベーシックディクショナリーの薄いのを、項目は少なくて物足りないが、語彙は増えそう、みたいのを読むなら買ったほうがよさそうだと思った。
 でも、今日は辞書は必要ないので見送った。代わりに、スヌーピーの漫画を買った。昔図書館で読んだときは難しくてダメだった。今回は楽しく読めそうだとページをめくりながら思ったので買った。ラダーシリーズ レベル1のグリム名作選というのも買った。一番簡単なの。いろいろ楽しそうな物語が載っていそうだと思った。読んでも僕にも読めるレベルだった。難しい表現がなくて。単語もレベルが低そうだった。

 スヌーピーは、すぐに交通機関で読んでみた。絵がついているので、絵を眺める楽しさもある。日本語はいらないのになあと思った。角川のもの。図書館で借りるという手もあったが、自分のが欲しかった。所有欲は満たされた。新しい気持ちよさがあった。

 精神科のお医者様に、清掃の仕事をすると書いたら、体力的に大変だからついて行けるか、みたいなことだった。確かに僕もそこは最初から気になっていた。やってみてわかると思う。

 仕事はしたくない。正直にそう思う。でもまだ働ける年齢だし、金も稼ぎたいし、べきだし。逃げ出したいが、そこは無理なので、通う。朝、今までより、30分早く出かけるかもしれない。