駱駝乗用車に乗って旅に出た。
目的地に着いてブラブラしていると向こうから女の子が歩いてきた。美人でもないし、背が高いわけでもなく、髪形も目立つわけでもない。歩き方に惹きつけられた。
すれ違ったけれど着いていこうか。後ろからトボトボついて行ったら、女の子が曲がり角を曲がり、僕は見失ってしまった。すぐ後ろをついて行ったのになあ。
夜になり、まだトボトボ歩いた。空を飛行機が飛び、星がきらきら揺れていた。星のおが屑が落ちてきて僕の肩を濡らした。なんで雨露なんだ。いらないよう。僕の大事な一張羅を汚さないでおくれ!
さっきの女の子とすれ違う前に見つめた瞳が頭の奥底に残っている。僕とは目を合わさなかった。でも僕は彼女の目を見た。涙が出てきた。砂を流れる水滴が染み込むように地面に落ちて消えた。手が熱い、熱いよう。やけどしたようにひりひりする。
頭を掻いて道路に寝転がった。このまま車に轢かれてしまうのかなあ。目に星がいっぱい飛び込んできた。沁みる星のきらめき。どうも願いを唱えなきゃだめらしい。明日も晴れますように。じゃあ道路でお休みなさい。
土の感触を手のひらで味わうように撫でた、冷たくて気持ちがいい。
2015/03/04(Wed)
大橋トリオ / 「めくるめく僕らの出会い」
作業所にあるラジオから流れてくる番組のエンディングテーマ
昨日は夜、何もしないで寝た。今日は昨日寝たので起きられる。
作業所は普通に過ごせてハッピーだった。年末からずっと不調が多かったので楽に過ごせるのはうれしい。
家で古い新聞の整理をした。