キーワード「進捗」から大きな影響をもらっています。過程の途中=進捗

お久しぶりです。
 僕は本の影響で、「進捗」という途中の過程の大事さと言うのに目を開かされました。

 施設は、2F以外解放され、清掃班の活動範囲も広がりました。2Fの人たちはいまだに大変ですが。
 トイレ掃除をしていて調子の良かった日は、途中の段階も楽しめ・清掃中も楽しめ・便器磨きを楽しめ、僕としてはここに来てから一番楽しく便器を磨いていました。
 僕は進捗という考えが導入されるまで、早く終わらせよう、ケチがつかないように掃除をしよう、少しでも急げ、とばかりに終わりを目指し、途中の過程には脇目も振らずに一直線にトイレ掃除終了を目指して来ました。
 しかし、このトイレ掃除を始めてから終わることだけを考えてやるというやり方は、途中の段階をなおざりにし、よく見てやらない、味わってやらない、自分の感覚を閉じて(考え、感じ方、身体=眼の働き、手の動き・身体の動き・脚の動きをなおざりに感じてボヤっとやっている)終わらせることだけ意識している、というやり方でした。速く終わらせるという考えだけに集中すれば早く終わるんだと考えていた節・ふし があります。
 なぜこのようになったかと振り返ると、父がテスト勉強の点数だけを尊重した、勉強の過程は見られることはなかった、父も僕も発達障害を持っていたと思うので、その影響で考え方・捉え方に偏り・かたより がある。僕は自分の取り組むものすべて、結果だけ得ようとしていた。結果を得るために過程があると考えていた。

 「進捗」という考えが導入され、このような結果偏重・へんちょう ではなく、途中の段階=終わるまでの過程にやっていることを重視する、道筋を大事にする、途中を味わいながら=途中の段階を五感を使いながら進める、という新しい取り組み方に変わり、少し解放された気がします。僕にとっては画期的なことです。僕のここに書いているようなことは、

発達障害の私が夫と普通に暮らすために書いているノート ななしのうい著 という本も参考にしたかもしれません。

 このノートを本にした本は、世間とずれがある本人がその自分を大事にし、世間と折り合いをつける・主に旦那とのために書いていると理解しています。だから僕にとっては参考になります。まだあまり読んでませんが、最初の方を読んでいます。

 この「進捗」重視という見方は、僕の生活全般を変える力があります。僕は結果だけ求めようとしてきたので、何をやるにも過程を大事にするやり方は今までをひっくり返していきます。道を歩いていても、駅まで歩くなら、駅に着くことだけを考え歩く、と言うのが僕のスタイルでした。進捗と言うワードが入ると、途中の歩きの身体の感じ、景色、足から伝わる路面、動きながら景色が変わること、など。途中の段階の諸々が・もろもろが 大事に味わうこととして体験されてくる。180度やっていることが違ってくると思っています。
父も結果だけの僕と同じような見方だと思っている。

 ぼくにとっては人生変わるくらいのあるワードだと思っています。

「進捗」のでどころは、
・自分を育てる方法、中竹竜二

この本を深めるために読んでいるのは、
・マネジャーの最も大切な仕事 95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力、テレサ・アマビール