僕はこの家を興隆させたい。(今のところ自分が沈んでいるが)

髭男ism 宿命をYouTube と 歌詞検索でみつけて、チープに歌った。大声出した。割と声も出て歌い方もよく、初めて歌った割には80点だった。







父のところに出かけた。

 父は寝ていた。父は徐々に死の方向に傾いているのだろうと思う。父は大学へ行き、母と結婚し、僕を産ませ、所帯を持って社会的に活動してきた。でも、父はたぶん発達障害だったろうし、周りに迷惑をかけてきたと想像できる。特に母には迷惑をかけた。僕も迷惑を受けた。

 しかし、父の血の流れは僕に受け継がれ、今度は僕が父の流れで所帯を持ち、養子をとって、この家を興隆させる番だ。不可能かもしれんが、妄想かもしれんが。

 (インターバル)
  
    父の部屋には父を含めて4人ベッドで寝ている。父の脚向かいの人は、IGさんで、ベッドの柵から足をはみ出させ、しかも両足、枠をはみ出している。IGさんは、胃ろうの人で、栄養と水をガバガバ摂っている。父はカテーテルなので、必要最小限の栄養しか摂れない。肺に入ってしまったりするのもあってのことだけれど。
    IGさんは、両手にミトンをかぶせられている。独り言で文句を言いながら、両手を振り回したり見たりしながら、唯我独尊我が道を走っている。ベッドから出られないが、病院の枠に収まる人ではないと思う。僕はこの人が好きだ。


    最近やってきた、父の隣のベッドの人は、食事をとっている。今日も昼食をとって、まずい、一日一食でいいんだと自説をしゃべっていた。でも、食べだすとほとんど食べたみたいだった。看護婦さんがついて食べ終わるのを見守っていた。歯磨きもしてやっていた。この人は認知症ではないかと思う。いずれ退院しそうで、院長先生がSさんは大丈夫だからと言い、Sさんは先生と言って回診にきた先生に話しかけていた。この人も勝手なことを言うけれど、憎めない人みたいだった。


    なんだか楽しいベッド生活に書いていて思えるけれど、カウントダウンをする人が主に入院しているので、暗さは皆背負っている。ベッドから出られない人が入院している。




父の血を受け継いで、僕も勃興させなければならない。何とか父と母の役を僕が吹き替えなければならない、僕が受け継いでいく。そんことを父の寝顔を見ながら思った。


 母のところへ行った。今日も死にそうな顔かなあと思ったら、手術してから日が経ったせいか顔色がよく、眠っていた。起きて少し喋り、また眠って、目を開いてそんなことしてていいのか? みたいなニュアンスで僕に向けてきた、もう帰れと。母は僕には否定ばかりする。ベッドわきでゲームをして、母の顔を見ながら時間をつぶしたりして、40分くらい過ごした。

 母も死んでいくのだろうけれど、今はたぶん回復期でよくなると思う。退院もすると思う。母の血も受け継いでいく。僕は担っていく・になっていく、父母の役を今度は僕がやる番だ。



me, I, boku, 僕,

 今日も放牧豚を食った。料理した。朝解凍しておいたのを、フライパンに油を敷いて、肉を載せ、強火にかけ、適時ひっくり返すのだけれど、蓋をして蒸しながら焼いた。
 前食べたときは中火で、ダラダラ焼いて、凍ったまま焼いたので肉が硬くなりまずかったが、今回は脂分を含め、うまかった。最高だった。昨日のホッケに続きおいしかった。贅沢をした。
 焼きあがってから故障して、症湯をかけた。コショウをして、しょうゆをかけた。これがうまいんだ。

 そういえば、肉が厚いので、格子状に包丁で切れ目を表面に入れた。早くでき上ったと思う。

 僕は父母から離れ、一人でやっているが、そろそろ適応していい時期だ。僕もぶちかましたい。

★★☆☆ ポリヴェーガル理論入門を読みだした。たぶん簡単な本だ。攻略できると思う。まだ本題ではなく、前書きみたいな導入部を読んだ。脚注を読みながら、理解をしながら読んでいる。一般読者向けだからついていけるとおもわれる。もっと早く読みだしておけばよかった。最近は、本が読める日が多い。

 僕は愛着がない人間だ。母になつかなかったかもしれない。メダカを飼っても一度もかわいいとは思わなかった。愛着の気持ちは湧かなかった。寂しい奴だ。愛着を手に入れて、妻を娶り、子ももうけたい。がちょーん、今のところ願望だ。