地元の本屋の棚に、
・ダチョウはアホだが役に立つ
という本があって、めくると、ダチョウ抗体がハゲに効くとある。
それで、インターネットで(グーグル)ダチョウ抗体 ハゲ と入力すると、商品名を載せたページが現れ、
ソーブズ kf エールトニック というのがあって、ヘアパックもあったが(少し安い)、9900円もする。
これは欲しいが値が高い。悩みの種が出現した。
そもそもハゲてもいいやと思ってきたが、頭頂部の毛が薄くなり、地肌が見えてくると、何とかしたくなってきた。そこにこの商品が登場した。んーん。禿げないほうがいい。でも、ここで買ってしまうと、年齢に抗うことになるし、当初のポリシーと違ってくる。でも、放っておくとハゲるのは確実だ。
涙を流しつつ、粛々と・しゅくしゅくと ハゲを受け入れるのが順当だ。若い時代よさようなら。僕の髪ちゃんどこへ消えたの。ジジイ時代よこんにちは。1万円はズボン代にまわそう。ハゲ、ハゲと後ろ指を指さないでね。あの、ハゲッとか。
つらい選択だなあ。皆さんも大いに共感されたと思う。(本当はハゲに同情する人のいないのは知っている)
こうなったら、ハゲ道を極めてやる。来たれハゲ道門下生。仲間を集めて徒党を組むぞ。ハゲ軍団ほど惨めったらしいものはないだろうが、若さの象徴の髪を失った腹いせだ。俺はハゲだ。54歳。