2014/6/30(Mon)
「ダメな奴(僕のこと)」
作業所へ、自分で刺繍したポロシャツを着て行った。
僕は強くなったつもりだった。ちょっと物語をかければ、強くなったつもり。本が読めれば、強くなったつもり。
作業所のある地区で交通機関から降りて歩いていて思った。僕は弱いと。この弱いというのは一時的なものではなく、ずっと弱いと。20歳の時、カウンセラーと抑圧を吐き出し、情けないという名前だった。今回は弱いというもの。ずっと未来に向かって、背負い続ける言葉の、弱い男。情けなくて、弱い男。弱い男はずっと変わらないだろう。
作業所で、スタンプ押しをやった。僕はずっと縫いをやってきて生温かった。ヌクヌクしてきた。
年配の女性ははやい速度でこなす。大変なのに一人でずっとやってきた。僕は、久しぶりの仕事にたじろいだ。フニャフニャの僕は頻繁に肩回しとか、手を握ったり開いたりをした。今まで生温いのに浸りきってきたので、本当の役立つ仕事に腰が引けた。
作業が終わって掃除でも、自分で雑巾を洗いに行けばいいのに、他の人に任せた。僕はたるんでいる。人任せの偽の作業に逃げ続けてきて、ユルユルだった。
作業所の人から、仕事らしいことに変わって、及び腰の半日だった。