満足の心、清澤満之、貴重資料研究会

満足の心、清澤満之、貴重資料研究会、2016 kindleダウンロード 99円。

読んでの感想:僕はかなり主観的な意見です:僕の意見は曲がっているような気もするがご愛嬌:

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 わかりやすい言葉で真実をとらえているようですが、僕は頭が悪いのか消化不良。何回も読んで、自分に当てはめ、消化するまで時間がかかりそう。執着できないものに執着し、欲望できないものに欲望するから満足できないとある。
 これを自分で言うと、若い女に執着し、若い女に欲望する、自分の執着や欲望に根本的な誤りがあるらしいなあ。この執着と欲望は種がないところに種を見つけようとし、過去から続く現在に何の脈略もないのに突然若い女を放り込む僕の方法論が間違っているということか。僕には若い女が登場する文脈がもともとないのに、無理やり登場させてよからぬことが起こらないかと妄想するその手法に誤りがある。接点がないのに執着欲望している僕のあり方が間違いと言うことか。
 僕と言う場所には若い女が登場する素地が無しというところなのか。算数も英語も国語も自分の実力から言って高望みをするのは間違いだろうし、僕は自分と言う器を見ずに、小さい器を棚に上げて、そこに大皿を設定している、その歪みがすべての原因か? 小さい器、過去から僕が付けてきた道筋・小皿なのだから、小皿に盛りつけられた小さな食をありがたく頂戴し、味わい、満足するべきなのかもしれない。

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 お久しぶりです。一昨日は風邪でだと思うのですが、一歩も外へ出なかった。出たいと言う気力が湧かなかった。その伏線としてだとおもうけれど、調子の悪さから鉄分の注射をしてもらいに行った。僕は鉄分が、普通の人の最低ラインにあって、疲れやすく重たい感じで過ごしている。
 胃潰瘍で治療中に、5年くらい前、鉄分を注射してもらったらやる気が起きて水泳につながったといういい思い出があった。いつも重いのに、鉄分を注射してもらったら意欲も湧いて泳いでみようと積極的になった。

・弱虫でいいんだよ、辻信一、ちくまプリマ―新書

 この本にはかなりインパクトを受けました。ゴリラの喧嘩をしない、上下の区別を持たず、喧嘩になりそうになると、体力が弱くても別のゴリラが間に入り仲裁して終わりになるらしい。そこから、他の人との喧嘩をしない共同体と言う横のつながりに話は進み、家族やコミュニティの喧嘩をしない上下の区別のないつながりが人間らしいと主張する。人間らしさとは、勝ち負け、上下、競争ではなく、つながりを持ち、その共同体での活動を大事にするところにあるのではないかと言っていたように感じた。
 僕は強さとか、上下が共同体の主旋律だと思っていたけれど、横のつながりが人間らしいという主張に新鮮な感じを受けた。

 この本の影響下にあります。最後の章に入るところまで読み進めました。すごく楽しくおもしろく、感化されています。久しぶりに読書が楽しいと思いました。自説を主張すると言うより、他の話題のポイントをたどりながら、そのポイントで主張がなされると言う書き方だと感じました。取り上げる話題も楽しいです。「ゆっくり」でいいんだよ も読む予定です。楽しみです。
 
 僕は満足する力や取り組む力にいま興味があります。小さなことに満足して感動して喜ぶ、その感覚が毎日の活動の原動力ではないかとポイントを絞っている。取り組む力も、人間は何かに取り組む存在で、取り組むことで時間がたつと言うそういう生活スタイルの動物だろうと思っている。その辺がうまく回ると、ちょっと楽しく過ごせるように思えるけれど、どうなのか。