僕は父の旨い汁。うまいかい父さん?




2016年5月25日(水)


・ 作業所では、青の男物着物たぶん夏物、糸ほどきほぼ終わった。チェックして完了。

 織りはちょこっと。右端が汚い気がした。白黒2色の入れ替えの時の糸の絡ませ方がうまくいっていない。問題点。




・ 今日は18:00からカウンセリング。今日は治療ではなく、これからの治療計画を僕が考えるという試行。カウンセリング自体が、治療者が導くという形を取らないらしいから、僕が考えるという建前で進めて行くみたい。

 だから僕が問題点に気づくことが大事になる。カウンセラーは答えは分かってしまっている。僕は鈍臭く進むしかない。視野は狭く物事を見通せていないので、トロトロ這いつくばるしかない。

僕の人生で、僕が何とかしなければならない。カウンセリングの時間より、僕のプライヴェートの方が圧倒的に時間は長いし、自力で切り抜けなければならない。

 僕にはお腹のあたりに抑圧がある感じがすると言ってあるし、父親との関係が今の人間関係に影を落とし、他の人を父親と同じとしか見れない、そういう汚染された人間観を持っていると説明されたので、僕の治療はこの方針で進むことになった。


 与えられた課題は、

1否定的信念(思考) 僕はいつも屈伏している人間だ、など。

2感情 バカヤローと言う怒り、など。

3身体感化 お腹の黒い影


1のことについて書き、そのとき2・3はどうなっているかレポートせよとの指令。実際は自分で見つけてくることが、次回のカウンセリングで扱う問題になるみたい。

 小さいころの父との屈服した体験を書いて来るようにとのこと。

・ 思い浮かんだのは、父のペニスを見せびらかされたこと。父はでかく僕は小さいという力関係を刷り込まされた。ずっと続いた。くたばれバカヤロー。

・ あと、学校のプールで父に突き落とされ、足のつかないプールでもがいたこと。ほんとうに父は糞爺だ。

 まだ感情はほとんど出て来ない。


(本題)

1否定的信念:僕はいつも屈伏している人間だ。(父に対して)

:僕はいつもうなだれている。
:否定の暗い世界に住んでいる。
:僕はダメだ。

:僕は頭(頭脳)はあまりよくない。(記憶力、理解力、構築力)
:僕は服従している。(父に対して)
:僕の力は弱い。(父に対して)(頭脳、エンパワーメント、弱者、自分の能力に対する自信の無さ)

:僕のペニスは小さい、弱い(男としてダメだ、父に対して)



 ここまで書いてきて、僕は感情が全く死んだように封印されている。父に対する完全なる抑圧か?

 なんでこんなにガッチリ抑えられて居られるのだ。父は僕に対して君臨する存在として、自分を置こうとしてきた。僕はそれを容認して、追従してきた。

 ということは、父の構造をはっきりさせ、小さく見られれば開けないものか? なぜ父は君臨するのか、自分の力を誇示している、強いと思いたいのではないのか? 本当は弱いと薄々思っているのに、僕を下に置くことで維持しようとしていないか? 僕は父の活力源ではないのか? 父は執拗に僕を否定しようとしている。(洗面台での唾吐き)

 利用されていないか? 父は僕に依存していないか? 図星だろ? ねえ、父さん?

metallica St.anger

を聞きながら。

僕を否定するということは、僕の中に否定要素があるというより、僕に依存している。僕がどうとかいうより、父の依存心が問題だ。ちょっと展開しているよね? ありきたりな流れだけれど。

 カウンセラーはやはり、僕が感情を抑圧していると踏んでいると思う。宿題のお題に含まれているから。



 依存している父の本体は弱い。僕を攻撃することで自分を強いと錯覚できることに酔っている。紛らわして、自分の本体を見ることを避けている。かなりへっぴり腰の腰抜けだ。腰抜け爺、洞穴から出てこい。まだ出ない。

 ならばさらに展開して、僕の中の否定はどうなっている? 父により否定された僕は、僕の中に閉じこもる。自分の否定を見ないようにして。父により植えつけられた自分への否定。まんまと父の作戦は成功した。父の植民地、ダッチワイフとして登場した僕は、父の望みをかなえる抱き女と化した。

 僕の否定は父の植民地としての影であり、本体はない。父の作戦の成果物だ。僕の中に否定があれば、父にとってこれ以上の御馳走はない。うまいだろ、父さん。

 僕が苦しめば苦しむだけ、汁は甘い。蟻はアブラムシの汁を栄養としている。僕は中毒者である父の薬物だ。父は中毒者だ。僕は甘い薬だ。

 僕が父により傷つけば、それだけ父は強くなれる。僕の自分への否定、傷、自己への執着、内面への視点の指向化(うちむき)、自己内ひきこもりは、  うまい父の餌だ。


 感情は出てこないなあ。