お医者さんは、カウンセリングも勧めなかった。僕が、父を原因として追究しようとしたり、カウンセリングで現在の問題を取り除こうとする、原因論を採用しているかららしかった。
父を乗り越えてもいないと言われた。父は社会的には認められた職業に就いていた。僕は作業所に通う身分で、現在は越える目途はゼロ。
作業所でも疲弊して、父を超える云々の状態ではない。と思っているのをお医者さんは見て取って、本を勧めてくれたのだと思う。
嫌われる勇気 岸見一郎 古賀史健
お医者さんの診察の日だった。いつも見せている、日記という名の各日の行動・感じ方(コンパクト)を見てもらった。
今日は、僕が本を読んだりしているけれど煮詰まって、そして調子が悪い日も多いと書いたのでお医者さんがよく喋ってくれた。
お医者さんは、フロイト・ユングの原因論は好きではなく、アドラーの目的論がいいだろうという。そして初めて、この本を勧めてくれた。それで、本屋で買った。
どんな本だか、まだ読み始めで見えていない。
ベストセラーらしいけれど、流行っているのもいいだろうと思った。
付録:敗者復活
2014/12/16(Tue) 火曜日
「ブレーキ」
今日も調子が悪かった。けれど、お医者さんに処方してもらった薬のおかげか、夜寝ないでこうして書いている。前は寝てしまっていた。あまりにショックだったのもある。
今日はおじさんが絡んできて、揺れに合わせて顔を叩こうとしてきたけれど、手を出していたので防いだ。足の悪い人だった。嫌いな人ではない。向こうは失調している僕を見て気に食わなかったのだろう。バイバイ、おじさん。
僕もおじさんだった。
ブレーキというタイトル通り、僕はブレーキを踏みすぎている、~だから今はダメ。~だから調子が良くなってから。~だからすべてのカードが揃ってから。僕はすべてブレーキを踏んできた。
でもそろそろアクセルを踏み込みたい。もう人生も限られている。できる範囲は決まっている。時間もないし、エネルギーもない。やりたいことはやった方がいい。無理なことがしたいわけではない。できて、やりたいなら、ブレーキを踏まないで、アクセルを踏み込みたい。