偉い人は、権力好みの拝金の人だ。
追追記
内面への亡命 第7章 正常の意味
現実に対する態度表明
引用:p116:
「
~
トーマス・サズは書いている。
「しかしながら、私が強調したいのは、この点である。
いずれの場合にも、精神科医は、決して、自分が病人の味方だとも敵だとも明らかにせず、いわゆる治療上の中立性のもとに、自分の偏った態度を隠蔽する。
友人でもなければ敵でもない彼は、自分が医師であり科学者であると主張する。
精神科医は、自分の役割を、有益だとか、あるいは自由を与えるものだとか禁圧するものだとかいうことばでは形容せず、あくまで、診断と精神病者治療の用語でしか語ろうとしない。
私は断言するが、現代の精神医学が道徳面においても技術面においても座礁したのは、まさに、このためである」。
」
一女性労働者―工場から精神病院へ
引用:p123-124:
「
~精神科医の目的は、いかに精神科医が否定しようとも、公的に認められた価値体系に、純粋かつ単純に人間を最適合させることにある。(9)
」
(kurage0147130):僕は精神科医を非難するためにこれを引用しているのではありません。彼らを見れば、これらの言葉はうなずけます。教科書でも医学の立場は学びました。
Pleymo, rockのような音楽は、体制的で社会的ではない、はみ出した人間のよりどころの音楽でしょう。僕はこの音楽を好みます。
僕は分裂病と診断されています。この枠の中にいます。しかし、社会的関係性の中に復帰できると思っています。でも、診断が解かれることはないかもしれません。その辺に希望は持っていません。望むのは、生き生きすることです。
作業所では、意識で殴って来る人間がいて、近所の雪かきでも意識で殴ってくる人間がいます。でもこんなもの屁です。死ぬのは恐いですが、死んだら意識もありません。あまり、変な意地は張らずに、なるように任せたい。ある程度の被り(かぶり)は許容しています。殺られてもしょうがない。嫌だけれど。回避したいけれど。
ぼくはそれより、周りの圧力より、自分の目的に驀進(ばくしん)したい。突き進みたい、そう願いたいと思うのだけれど。
追記
・内面への亡命、第5章 内面への亡命だけ読んでみて、
現代社会の人間関係の希薄さ、絆が弱まり、モノだけが流通したり、サービスが提供されたり、娯楽施設があったりする、そういう社会が分裂病者的だと。内向しているシステムのこととか。
社会の中でのつながりが大事らしい。人間関係性が正常な人(そういう人はいない、第7章のタイトルが正常の意味)がどう描かれているかまだ読んでいないのでわからない。
12/10Sat
2016年12月10日(土)
・GRIT やり抜く力、アンジェラ・ダックワース、ダイヤモンド社、2016
(赤表紙の本)
第4章 あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?
「やり抜く力がない」とはどのような状態か?
引用:p91:
「
~エッティンゲンの研究結果が示しているのは、目標を達成するまでの道のり(とくに大事なのは、どんな障害が待ち受けているか)をしっかり考えずに、ただバラ色の未来を想像しているだけでは、短期的にはプラスの面があったとしても、長期的にはマイナスになるとい
(p92)
うことだ。
たとえば医師になるという高い目標を掲げることで、短期的にはよい気分になれる。しかし長期的には、目標を達成できなかった失望感に苛(さいな)まれることになる。
」
バフェットがパイロットに伝授した「目標達成法」
引用:p95:
「
~
1. 仕事の目標を25個、紙に書き出す。
2. 自分にとってなにが重要かをよく考え、もっとも重要な5つの目標にマルをつける(5個を超えてはならない)。
3. マルをつけなかった20個の目標を目に焼きつける。そしてそれらの目標には関わらないようにする。なぜなら、気が散るからだ。よけいなことに時間とエネルギーを取られてしまい、もっとも重要な目標に集中できなくなってしまう。
」
「同じ目的」につながる目標を生かす
引用:p97:
「
~というわけで私は、バフェット流「優先順位を決めるための3段階方式」に、もう1段階追加したい。
4. 「これらの目標は、共通の目的にどれくらい貢献するか」と考える。
~
」
・内面への亡命 分裂病質と文明、R.ジャカール著 荻野恒一解説 目黒士門訳、誠信書房、1980(日本の古書で購入)
第五章 内面への亡命
引用:p79:
「
~普通の人間の運命、それは、抑えつけられた人類として、平凡な能力(kurage0147130:傍点がついている)をもって、地球の主人となることである。
この人類に属する人間は、個人的エゴイズムから社会化されたエゴイズムへ、すなわち自称愛他主義へ落ち込む
―なぜなら、エゴイズムと愛他主義は、同じ動機に帰着するから―
そして、人間は、本質的に凡庸(kurage0147130:傍点がついている)で普通(kurage0147130:傍点がついている)のままである。
コスタス・アクセロス
」
(kurage0147130):二冊とも、僕を一刀両断にしてくれる。
僕は甘い目標を持ち、蜜を啜(すす)った。甘いからこける。
愛他主義・利他主義も、個人的エゴイズムの変形だと見抜かれた。
バッサバッサと、地に足のついていない、バカなマスの一人である僕という間抜けは切られた。言われていることに反論できない。正しい指摘。底の浅い薄っぺらい凡庸の一人。
2016年12月9日(金)
・GRIT やり抜く力、アンジェラ・ダックワース、ダイヤモンド社、2016
(赤表紙の本)
という、流行っているのではないのかと思われる本を買ったけれど、
努力で一流になれるというコンセプトらしい。努力して夢を叶えられるという、よくありがちだけれど、この本を読むと時間の流れ、ページの進みに合わせて、だんだん理解できるように、上手に書かれている。読ませる力がある。
最近のはやりだろうけれど、体験しているかのように、著者の経験考え理解を追体験できるような構成になっている。自分も心理学者で研究者にでもなったかのように、エキサイティングに本質に近づけるつくり。
・僕は諦めてきたのがわかる。できないと。一流な人は別世界だと、自分には無理だという楽な流れに沿ってきた。
僕にも一流になれる。その一流という意味が、マスコミで取り上げられたり、有名になったり、金持ちになったり、権威になったりという意味ではない。
僕にとっての一流は、作業所でやる守備範囲の作業はなんでもこなせて一通りやっていて、理解も反応もでき、守備範囲のビジョンを持ち、理念も思いうかべることができ、その分野の理想に向かい、自分独自の歩みを絶えまず進むことができる、小さな一流のこと。
そういう一流を諦めるのではなく、叶えられることが、理想を持てることが書かれている。僕自身暗く諦めてきたけれど、捨てる必要はない。夢を持てることが書いてある。努力によってつかめると。誰でもできると。
僕の骸骨は、諦めでもあったと思う。
骸骨の謎が解けた。
kurage0147130-2.seesaa.net
2016/12/07(Wed)
今日はカウンセリングの日でした。
心の底にある、暗い階段を下り部屋へのドアを開けると、机と骸骨がまたありました。
その骸骨と会話をしたりコミュニケーションを図ろうと、カウンセリングの先生の的確で、誘う言葉によるサポートで僕は何とか親睦を図りました。
親睦という言葉通り、外国は僕の分身で、フレンドリーでした。首を傾(かしげ)げたり、こちらの眼を覗き込んでくれました。
水をあげようという所で、時間切れで来週となりました。こんなに親和のはかれる相手だとは思っていなかった。先生がどう骸骨と付き合えばよいかわかっているので、僕は会話が成り立ち、コミュニケーションをとれた。
カウンセリングでないと上手く親睦をはかれないらしいです。1人でやろうとして、何も進展はありませんでした。先生がつきあい方の道しるべを言葉で言って下さるので、僕は安心して骸骨と付き合えました。敵対はしないだろうとは思っていたけれど、親密になれるとも思っていなかった。
村上春樹の羊の部屋に似ているなと思いました。
このガイコツとのつきあいで、自分に栄養を与えることが可能らしいです。傷ついている自分の心の部屋らしい。
・ 今日は豚汁を作った。明日の朝食べる予定。
新聞の整理もした。3か月前から溜まっているので、ゴミの山と格闘となった。今日だけでは処理できない。あと、2日はかかる。毎日こなさないと無理みたい。読むというより、拾うだけ。
・ 良い靴を履いているので、新しい経験をしている。僕の脚は変形性膝関節症なので、O脚です。将来不安です。そういう意味では、履けるときは、履きたい靴を履いておきたい。時間切れも視野に入っている。
・ リコーダー ブリュッヘン、大御所は、よさはわかりません。でも、小手先がなく、虚飾もなく、風に吹かれるように、吹いているのは僕にもわかる。いつかわかる日が来るかもしれない。
・ 北海道は今日は寒い日でした。フードをかぶってちょうどよかった。歩いて帰った。心は曇り空だった。ブリュッヘンのリコーダーの世界と似ている。
GRITを性懲りもなく買った。赤い表紙の方。たぶん。緑表紙はハズレだと思っている。