悲観的な考え方からの脱出(伊藤真)・(部分的に自分に適用してみた)


2016/3/6(Sun)


本質をつかむ思考法、伊藤真、中経の文庫、2014

第4章 考え続けるにはどうすればいいか

●「悲観的な人の考え方のクセ」をなくす


(引用:p230:伊藤真:「~部分的なマイナスでしかないことを、どんどん拡大していって、勝手に全体的にマイナスだとしてしまうこと~」、と引用しました。)



(つまみ食い引用:p230~232:伊藤真

「~司法試験になかなか合格できない人が「自分は勉強もできない駄目な人間だ」と思い込んでしまう、などです。~」、


「~悲観的に考えてしまう人は、仕事であれ、勉強であれ、人間関係であれ、どこかでうまくいかないことが起こると、それにかかわるすべてのことを否定的に考えてしまう傾向があります。」



「・失敗は可能なかぎり「小さくする」
 この考え方から脱却するには、「問題を最小化する」ことが重要です。

 部分的な失敗は、決して全体的な失敗とイコールではありません。同様に、部分的な弱点も決して、全体の弱点ではありません。」



「~原因は可能なかぎり小さく限定すること。そして、自分の思考だけで原因を拡大していく愚を犯さないこと。それが楽観的な思考を身につけるため、ひいては考え続けるための第一歩となるのです。」)



、とここまで引用しました。



●「紙に書き出す」ことでマイナス思考を取り除く 


kurage0147130の実践:


◎僕はダメな人間だ:

 作業所では、美人女性に気があるのに振り向いてもらえそうもない。美人女性は唯一無二のことが好きだ。ただの一人の女性にもてないことで、女性全般からもてないと拡大解釈をしている。しかも美人女性に働きかけたこともない。はなから相手にしていない雰囲気の人なので、この人に期待するのは間違っていると思われるが。


 正しい解釈は、作業所の美人女性は僕を相手にしていない。他の女性で相手にしてくれる人はいると思っていいと思う。今は無理でも将来的に希望を捨てる必要はないだろう。



◎唯一無二が頭がいいからと言って、僕がバカとは言い切れないのではないか。

 確かに唯一無二は、頭がいいだろう。記憶力はあるし、勉強のことを理解する能力に優れている。だからといって、僕はバカだと言えるのか。

 僕は理屈を理解したり、理路整然と吸収する能力は低い(構造)。けれど、何が正しいかは見抜ける。正解を見抜けるとは言えないけれど、倫理的に正しいことは察知する。自分に不利な事でも許容範囲があり、その中では処理できる。ネガティブワードに負けない、気がする。ネガティブワードを味方にできそうな気がする。

 僕にも得意な方向性がある。暗記、記憶力、構造的な理解は弱い。感覚的な理解の仕方。あまり賢いとは言えないような気もする。でもバカか? そうでもないだろう。弱い部分はあるものの、昔から比べたらだいぶ賢くなったと思う。本も読めるし。




◎手芸もダメだとなっている。

 シャツ作りは、人形の服を作っていて思ったように、肩、首まわりのえり、など、湾曲するところに鋏を入れ、引き攣れしないように切ってやるのがコツだというのがわかった。シャツが下手と言っても、全部だめではなく、コツを知らないだけかもしれない。ただ、調子が落ちると、シャツ作りもうまくいかず雑になったりする。

 手芸は下手だと言っても、作業所でhanger-nuno-makiをしつこくやっているので、少しずつ上達してきている。調子の悪いときはダメでも、ちょっとずつ前進してきた。下手なりにも見られるようになりつつある。こつを年配女性や唯一無二に習ったので、改善してきた。


 hanko押しも下手だったのに、しつこくやってきたので、だいぶ見られるようになってきた。わずかずつ上達してきた。



 しつこくやれば、徐々にではあるが上達することがわかった。特に、苦手な分野ほどしつこくやって、克服できる。伊藤真先生の言うように、ダメだと否定していることを部分に特定し、小さくすること。そして克服する方法を考えること。

 作業所では、ずっと取り組むことができるので、苦手を克服するチャンスをもらっている。僕も努力してきた。克服されつつある。この方法をいろんなところで当てはめてやれば、得意ではないことも普通にできるようになると思う。




p235に「きっとうまくいく」と紙に書いたり、唱えたり、言ったりして楽観的にしようというのがあるけれど、この方法が僕の欲しかったものかも。僕はダメだとすぐなってしまう、だから、うまくいくという刷り込み、思い込みも意識的に作り出すのも大事かも。人間は意思が弱い、という指摘もあったし。



<おわり>