障害児3兄弟と父さん母さんの幸せな20年 佐々木志穂美

かっぱの川流れ さんの 子供向け洋書がいいという意見は良さそうだ。

http://kappablog.net/english-childrens-books.html

やってみたいな。






2013/7/23(Wed)


・ 僕の地元の交通機関には、山本正道さんのブロンズの彫刻があります。少女が足をかがめて地面に座り、マントに覆われています。そして離れたところに森をモティーフにした彫刻もあります。これらは四角い面積の中に両方がワンセットで一つの彫刻を表しています。タイトルは書きません。水草みたいなのも地面に彫られています。僕はこの彫刻が好きです。現代風で、抽象化されていて、曲線の丸みが美しいです。色は黒っぽいです。

・ 出かける前、部屋の片づけをしながら、椎名林檎勝訴ストリップを聞いていた。すごいものがある。



・ 最近作業所では、スタンプ押しをしています。手芸ではありません。会社の本業が飲食店なので、それに使うスタンプです。手芸はその店のレジに置く、副業みたいなものです。彩り(いろどり)のニュアンスだと思う。


 その作業所で、女性2人に前に作った刺繍を、かわいいと言われた。男性スタッフにも、かわいいと言われた。そういわれて、僕もかわいいかなと思う。僕は男っぽいのはダメだ。女性っぽいのしかうまくいかない。僕の感覚が女性的だからだと思う。
http://kurage0147130.hatenablog.com/entry/2014/06/13/%E5%88%BA%E7%B9%8D%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82



・ 坂東玉三郎をみているけれど、密(ひそ)かに日本舞踊を狙っている。女性の仕草を表現したい。男が、女以上に、女を表現するのに興味がある。ただ、行くのが恥ずかしい。仕切りがある。壊してしまえばどおってことなさそうだけれど。それに、僕に踊りの才能があるとは思えない。ただ、齧ってみたい。女形に興味がある。



・ 色紙を入れる額を買った。松本零士の色紙を飾りたい。入れてみたら格好良かった。小学生のころから何とかしたいと思っていたけれど、金を出して額を買うことを思いつかなかった。部屋の片隅にいつも置かれていた。映画版の銀河鉄道999が大好きだ。


 本、江戸の職人、中江克己、中公文庫、1998を読み終わった。


・ 本、障害児3兄弟と父さん母さんの幸せな20年、佐々木志穂美、角川文庫、平成26年。

(父さんから 洋平への手紙
 ~
 ~何も持たずに生まれてきたと思ったのに、とびきりステキな心を持っていた。真っ白なシミ一つない心が、一年で、あまえの色、不快の色、楽しい色、いろんな色に染められた。体ももちろんでっかくなった。~~1990年12月9日 佐々木博之)



引用者:僕の引用ではよさは伝わらない。とにかく最初から涙が出た。父が子を思う気持ちが溢(あふ)れていた。本文でも、母が子を思う気持ちが溢れていた。

 僕の父母は、嫌な面もあるけれど、核の僕を思う、子を思う気持ちは同じだと思う。親が子を思う気持ちは、僕には通じていなかったけれど、どの親も心で思っていることは同じだと思う。

親心が出ていて、僕の親は僕を思う気持ちを喋らないけれど、この本の父母と同じだと思える。

親心がわかる本。ストレートに書かれて、表現されている。bestな本。文句なしにいい。金を捨てたと思って買ってみてほしい。僕が、統合失調症だから、のめりこむのかもしれないけれど、子どものどのような存在にもかかわらず、親の気持ちは一途(いちず)だ。それが伝わる。障害というフィルターを通して、気持ちが大きく表現されている。(大げさという意味ではない)。

心に溢れた本だ。