「 ぶら下がり 」(性の)

2014/5/20(Tue)



「 ぶら下がり 」



 格好のいいことばかり言っていますが、


 今日の作業所は、弱い子ども、弱い男で成功せず、どうしたものかとダラダラ時間がたった。最後は男で行くしかないと思った。もちろん世間の男ではなく、弱い子ども、弱い男を踏まえての男。



 最後の20分。集中した。よく見て。気づくというのはあまりうまくいかなかった(全身に神経はいかなかった)、頭も少しは使えた。ウルトラマンみたいだけれど、もちろんそんなに格好はよくなく、時間のほとんどを集中できなかった。最後の時間だけは大事に使えた。

 内向しているというのが問題がある。意識が外に出てこず、内側でコネコネつまらないことを思っている。意識を外に出すためには、よく見るしかない。男というキーワードで成功したのかよくわからない。意識を外に出す工夫が必要らしい。この辺は調整するしかなさそう。



 最後の20分が集中できたので、雑巾がけも気合が入った。突然ぶら下がった。女性が視界に入った時だった。性を抑圧している僕が、外側に出てきた。性も外側に出てきた。

 帰りの交通機関では、ぼけていた。



・ 行く前に草取りをした。わらじむしくん、ありくん、みみずくんが活動していた。ちょっと見てみたりした。ありくんはずっと動き続けるのではなく、途中動きが緩み止まってまわりの世界を触覚でだと思ったけれど知覚してからまた動き出す。環境とコミュニケーションを少しずつしながら動いている。

 タンポポの根は垂直に太く長く伸びる。雑草の根も表面あたりを地面に潜って伸びている。根で活動範囲を作り活動している。表面の草をとっても、すぐ生えてきてしまう。スギネも緑のところを引っ張っても、根を引っ張っても切れてしまう。切るという弱さが自分を守っている。

 草取りは根の在り方と知恵比べのような感覚みたい。根をごっそりとらないとすぐ生えてしまう。草はしたたかだ。