雑記  /  伊藤雅俊さんを父像として設定したい



2014/5/9(Fri)


(雑記)

・ 水曜日は病院へ行ったのだけれど、待合室で隣に座る人に自分の陣地に入られるような感覚だった。最初は焦ったけれど、結局は、劣っている男というキーワードで自分の肉体に焦点を合わせ意識し、自分の肉体を陣地とすることで安定を得た。劣っている男、弱い男、情けない男は、自分の肉体まで自分の場所だと言える強力なキーワードだ。これがなかったらかなり苦しんだと思う。



・ 今日も変な夢を見て、調子が悪いのは覚悟して出かけた。けれど、変に悲壮感はなかった。作業が始まるまでの事務所で首が伸びた。少し安心した。今日は乗り切れると思った。

・ 作業が終わり掃除していて、みんな小さな場所を一生懸命守り健気(けなげ)だなと思った。もちろん僕も含めて。

 帰りの高速移動交通機関でも、一週間が終わり、安堵感に包まれる車内の人たちを見て、人間愛を感じた。


・ 父という病、岡田尊司ポプラ社、2014 を読んでいて、父と僕は母子分離が完了していないと思った。父は、敵をはっきり色分けし排除しようとする。それは母子分離がうまくいっていないからだと書いてあった。僕は、乗り越えられつつある。まだ母子分離は完了していないと思う。他人は登場しつつある。まだ不完全。



・ NHKBSプレミアム7:15からカーネーション再放送をやっている。今週は、糸子が三越に制服を納品するシーンで、このドラマで一番おもしろく輝いているところだった。僕の一番好きなのは木曜だった。録画したのでブルーレイに焼こうと思う。2週間録画した。

 花子とアンも楽しんでいる。蓮子氏が華族で開けた人なのが面白い展開につながっている。親友2人、少女時代も終わり大人になってどう活躍していくか面白そう。子役がすごかった。ともさかりえの屈折して、冷めたところも興味がある。





2014/5/9(Fri)


伊藤雅俊さんを父像として設定したい)



 嫌な夢を見た。軍の施設に火をつけて捕まり、自分の意思だけでも残そうとするけれど、リンチにあい、窒息するというところまで痛めつけられる。ジリジリと責められる。


 作業所では、あまり作業に集中できていない。靄(もや)がかかったように取り組んでしまっている。やっていることに直(じか)に向き合えていない。よくないのはわかっていても打開策がない。



(京都伝統工芸)名工と若き職人がつなぐ心と技、柴田敦乙、現代書林、2005(TASKの本) を読み終わった。

PART9 木彫刻・彩色 p164~

「感じながら、考えながら手を動かさなければならない」と先生は話す。

「色を塗るのに、無意識に手を動かしたらあかんのです。急ぎであろうとなかろうと『ここはこれでいいかな』とか『こっちをこうしたから、ここはこの色を少なくしたほうがいいな』とか、常に考えながらやる。仕事が終わったら、頭がいちばん疲れていなければおかしい。そして考えるためには、まず見るんですね」

 今井先生にとって「見る」と「考える」は一体となって切り離せないものである。~




引用者:ここの文章は自分に対して書かれたものだと思って引用しました。




 父は、他者を否定し、世の中を否定している。そして父は、僕の中の父像として使えない状態になっている。本、父という病、岡田尊司ポプラ社 を読んでの感想。
 僕にとっての父として採用したいという妄想として、伊藤雅俊さんがいる。イトーヨーカドーの社長だったと思った。


私の履歴書伊藤雅俊①、日本経済新聞、年月不明

商人道の基本は誠実さ ヨーカ堂、焼け跡から出発

~お客様は来て下さらないもの、お取引先は売って下さらないもの、銀行は貸して下さらないもの、という商売の基本である。~


引用者;この言葉を新聞配達をしていて包み紙で読んだとき、痺(しび)れた。いまだにこの言葉のインパクトに驚いている。


 Bookoffで買った、 商いの道、伊藤雅俊、PHP

p5 ~ただお客さまに喜んでいただきたい、喜ばれているお顔がみたい、そういう一心で毎日地道な努力を積み重ねて、きたところ、~


p179 ~「日々の商売を力強くすすめていくために大事なことの一つは、いわゆる世間というものを信頼することだと思います」といったような商いの基本中の基本が書かれています。



引用者:p179は、松下幸之助「商売心得帖」(PHP研究所刊)からの言葉だそうです。
 この言葉は、人を信頼するという意味ではないのかもしれませんが、僕は人を信頼するという意味で採用したい。人間不信の塊のままではこの先やっていけない。父として、伊藤雅俊さんを父像として設定したいので、別の価値観として、乗り換えたい。妄想だけれど。

 この本は順番に読んでいなくて、興味のままに読もうと思う。