僕の中の3歳の子:うつむき下を向いて暗い部屋にいる。

 NARMのカウンセリング先生に診てもらった。僕が、居住者空間に入る時に介護士さんに挨拶しないのは、排除される気がするからだと言った。それは、まだ排除されていないのに自分から負け戦・いくさ のように決めてかかって、排除されてもしょうがないと決めつけてしまうことについてのことだった。

 最初の話のもっていき方は、挨拶すればいいのではないのかという事でやっていたけれど。これを取り上げてもいいと先生が仰ったような気がした。

 この排除されてもしょうがないと怯えるのは、子どもか大人かと聞かれ、子どもと答えた。いくつ位かと聞かれたので、3歳くらいと答えた。この3歳くらいの子供によく言って聞かせる必要がある、みたいな話になった。この3歳の子供はどのような状態か探って、暗い部屋で下を向いているみたいなことを言ったのだと思った。その子は、寂しくないのかと聞かれたので、下を向いているから何とも思わないだろうと答えた。そしてこの3歳の子の顔を上げてみようとした。ちょっと顔を上げてみた。

 先生は明るい部屋を隣に作って、そちらに住まわせる作戦を言ったけれど、まだ早いと思うと言った。そして、この3歳の子について、今度のカウンセリングでも取り上げて頂くこととなり、時間オーバーになった。

 EMDRの先生の元では、骸骨男だった。この骸骨男を勇気づけるべく、水を飲ませたり、食べ物を与えたり、部屋の模様替えをしたりした。僕は骸骨男が少しは元気になるのを実感したのだった。先生の治療で終わったのかなと思っていたけれど、NARMの先生の元では3歳の子供で、まだ下を向いて暗い部屋に閉じこもっていた。

 僕の願望としては、3歳の子に顔を上げてもらって、まっすぐ立ち、普通に過ごせるようになってほしい。暗い部屋で下を向いて閉じこもるままでは困る。そのせいで、僕は人間関係に消極的で、下を向いたままで、暗く過ごしている。何としても3歳の子を復活させたい。
 骸骨男も取り上げてもらって、最近どうしているか聞いてみたい。

 書いていて思ったけれど、3歳の子供は自分の小さいころで、骸骨男はその大きくなった姿なのかもしれない。骸骨男は少し元気になった。それは成人の僕が元気を感じられるようになったという事で、3歳の子供はまだ暗いじめじめした部屋で下を向いて過ごしているのかも。3歳の子と骸骨男の両方を治療したほうが効果は大きいかもしれない。僕の分身は両方とも病気で、心が育っていないのかもしれない。

 骸骨男はいるような気がしたけれど、3歳の子には面食らった。僕の中の弱った部分がまだそのままでいるのかと思ってビックリした。

 3歳の子にも、顔を上げさせたり、水を飲ませたり食事を与え、部屋の模様替えとかをする必要があるのかもしれない。

 今日の掃除では、施設での掃除では、3歳の子供も一緒に掃除しているように感じられるようにして、3歳の子の顔を少し上げつつ、作業しようとした。また、やりたくないとか、早く帰りたいなあと言う子供の部分も感じようしようとし、その部分の声も聞き、一緒に作業しようとした。