自分がやっつけられるのも、どうやっつけられるか見ものだ。

レジリエンスを育む

 交通機関で読んでいます。僕は親が安心感をくれなかったので、緊張状態にあるらしい。子供のころの話。背側迷走神経(?)のためなのでしょうか? 僕は理解力があまりないので頭に理路整然と仕組みが出来上がりません。
 この本を読んでいて自分事でわかったことがあります。僕は常時、緊張、警戒、防御の状態にあり、それで追われているような緊迫した気持ちみたいです。警戒警報が鳴り響いている状態です。

 親に恵まれた人は、腹側迷走神経が発達し、社会性を持った人間関係を育めます。

 
 作業所では、僕の名前、馬鹿だバッシングが吹き荒れています。それはそれで人間模様が観察されおもしろいものです。みんな僕が非難に値すると踏んで、叩いてもいいんだと信じているみたいです。
 着物の解体ですが、今日の着物は久しぶりに骨のあるものです。ミシンで縫われている、糸除去に手間のかかるもの。こういうのが来ると、僕の側も全力を傾けねばならず、張り切ります、疲れます、頑張ります。1級品:僕の中では一番ほどき辛い、大変になる着物。
 前はこういうのが立て続けに4枚くらいあったりしたけれど、最近はやりやすいのばかりで鈍ら(なまくら)になっていた。平和ボケみたいな状態。

 作業に一生懸命取り組むのもいいものです。でも、気を抜いて、一か所穴を開けた。ガムテープに文字を書いて明示しました。


 作業所に気になる人がいます。僕が若い女と呼んだ、諦めた人とは違う人です。若い女はきれいです。
 気になる人は才能がある人です。僕はこの人のハートが好きです。どうなるかは全く見えませんが、今のところ遠巻きにしている。僕と同じく織るのが得意な人です。フリンジを頼んだ人。




 道新夕刊:高原直泰の記事があった。。俺は現役を続ける高原を応援しているぜ(俺と、ぜ、に無理があるが、ここは入れてみた)。

 道新夕刊:スクリーン 37セカンズ:女性脳性麻痺の人が、性を求めたりして成長する話らしい。行動力があるとか。見てみたい。

 道新夕刊:芥川賞を受賞して:古川真人・ふるかわまさと :ぽつねん という言葉づかいで社会との距離感を表した文章がとても素晴らしかった。小説も読んでみたいと思った。僕はデビュー作を最初に見てみたい。縫わんばならん:新潮新人賞受賞作デビュー


 作業所も、全部敵みたいな状態で、僕は日報に自分の状態を書き連ねているけれど、あの集団の中でどう扱われ、どうなっていくのか、おもしろいところではある。自分がやっつけられるのも、どうやっつけられるか見ものだ。

 前に書いたかもしれないが、立小便をしていて、他の奴の立小便のしぐさを観察するのは楽しい。みな個性的で、独特な動きをして尿の流れを切る。微妙な動き方をする。女性は知らないだろうけれど、とても奇妙だ。みんな流儀を持っている。みんな家元なんだ。 
 男ってやつは。

 忘れていたけれど、作業所の僕は死んでいるとおもう。人間関係のなかで死んでいるから、死人だと思う。最近の僕は変に生きよう、うまくいこうと思っていたから変だったけれど、警報が鳴って・作業所の中で社会的に死んでいるいる、というのが正直に向き合った感想だろう。