部分というホッとする居場所 / 嫌われものという道もあった。


 僕は中学生のころ、勉強していて、させられていて、今日の分が終わったのでやめようとすると、明日の分も将来的な分もやれと言われた。父母は僕に過剰な要求をした。
 そして父母の僕に求めていたのは、いい点を取ること。プロセスや道のりはどうでもよく結果を求められた。点取りマシンになれと言われたようなものだった。

 僕は勉強しなかったが、今の僕が勉強しようとすると権威を目指そうとする。いろいろなことを知っている権威。

 今日、古本屋から本の目録が送られてきた。美術関係。過去にそこだったか違うところだったかでルーブル美術館古代ギリシャ彫刻のを買ったのだけれど、今回も大英博物館ギリシャ彫刻を買おうかなあと検索してみた。僕は all を目指していた。でもちょっと待ったと。

 ルーブル美術館の本も部分だし、大英博物館の本も部分だし、どこまで行っても部分だと。all にはなれないなと。そして部分であることは案外健全で気持ちのいいことかもしれないと感じた。
 どういうことかというと、英検5級の play という単語を覚えようとする。play を知ったって、たいしたことはない。でも、英検5級の play という動詞の部分を辞書を読んで使えるようになれば、レベルは低いが、そこのところだけの簡単な内容の辞書なので、(ジュニア プログレッシブ 小学館 中学生向け)、そこだけはできるようになる。これすごく大事。study でもなく、eat でもなく、play という部分だけに限定されたところができるようになる。くっきりしている。部分は他を含まない。レベルの低い小さなところだけ知っている。これってすごくクッキリして線引きできているし、認識できている。

☆ 権威の all に自分の大事なものを渡さないで、権力を与えてしまわないで、部分でいること。僕は今日草取りをしたけれど、〇〇家の玄関前の歩道の草をむしった。これってクッキリしていて、線引きできている。他を含まない。小さな部分。いっぺんに草取りしたわけではなく、ほんの部分的なことをした。一部分というのはこんなにも健全で気持ちのいいものなのだと思う。隣の家の草取りでもなく、自分の家の全部でもなく、ほんのわずかな部分。
 洋服も、ちょっと高かったけれど、ブランドでもなく、自分の着たい気に入ったのを選んだ。ジャケットではなく、たった1枚のシャツ。ちょこっと。色も目立つのではなく、地味だけれど好きな柄。

 たぶん好かれる人という all ではなく、嫌われものという部分だからホッとするのかも。

 下側にもまだ、嫌われものの話があります。↓



 カフェインはカウンセリングの先生に、中毒にならないよう注意してねと言われていた。自分でもそこは気になっていた。




しばらくぶりです。書く気力が起きません。毎日朝、ドリンク剤を飲んでいます。今朝はわざとカフェインレスにするためのまなかった。かかりつけ医様は、血液検査をしてくれたので、月曜日ころ鉄分注射をしてくれると思う。プールは3週間行っていない。


 コースターですが、出来上がりました。玉結びが下手で、ボスも渋かったです。僕としては、徐々に上達したので満足しています。7枚織りました。玉結びの数は、100個を超えたと思う。

 火曜日が鈍い状態で、水曜日調子が悪くノロノロ作業したと判断されたのか、スタッフさんの顔が曇っていた。

 その日は自分が嫌われものになって落ち込んだけれど、次の日も作業所に行かなければならない、休みたいけれどそちらは行き止まりにしてあるので、僕が嫌われものとしてやっていこうと思った。

 この嫌われもの、嫌われるのを自分がやるから開き直れて、顔も上げて歩いていた。潰れているばかりではなく。

 カウンセリングの先生とも話したけれど、20歳の抑圧を吐き出した時も、ブラスバンド部で会計をやるよう周りから言われたけれど、逆走する気持ちで断った。良い子ちゃんではなく、勝手な道を歩こうとした。自分のレールを反対方向に走り出した。そのあと抑圧は出た。


★☆☆彡 52歳、スタッフや周りから嫌われても、自分から嫌われもの役をやって、発言も嫌われるワードを言うような気持でいられれば、二十歳の時のように逆走になると思う。
 抑圧の最初、母に対して幼稚園で抑圧した時も、母の顔色を見て好かれようとした。今の作業所でも好かれようとしている。だから嫌われものの役は特別に重要になってくると思う。意識してそちらの道を歩くことは僕にとってキラキラしていると思う。


 母の新しい施設と連絡を取っている、門前払いではなく、見学させてくれるそうだ。最後に母が拒否するかもしれないが。それは母の選択だ。食事が変わらず、冷たい風呂も変わらないけれど。

 父の顔が硬直している。体も突っ張ってきた。核上性進行性麻痺という難病の症状だと思われる。後のことも考えざるを得ない。父の顔を見て寂しかったけれど、意思の疎通はわずかだけれどできるので、それが救いだ。
 最後にキャンディーズで、鶴田浩二、大学校歌、石原裕次郎、田端義男、松山恵子を父と聞いた。父の顔に生気が入り、表情も出てきた。ボケられては困る。しっかりしてもらわねば。母はずっとしっかりしている。物忘れはしてきているけれど。