07/09 Tue スピノザ引用:


 ヨシケイを休ませてもらうことにした。父の面倒を見ていた時期からの付き合いだったが、必ずメニューを作るのも面倒になった。週2日だったが、それすらやりたくなくなった。1回に2人前、2日続けて同じメニューを食ってきた。

 
 作業所は、スタッフに教えてもらいながら、硬式野球の目を縫う作業をやらせて頂いた。最近作業所でやっているらしかったが、僕の出番が来るとは思っていなかった。

 土にまみれて薄汚れているボールの補修という、やってみた感想としては、台所の排水溝に手を突っ込んで洗っている感じ、だった。

 最初はプロが下ろして、次が高校野球で、最後が草野球という話は聞いたことがあるが、作業所は、とにかく草野球で使うものらしい。


 夢のある作業だが、思いっきり裏方だ。たぶん僕に向いている。僕は前の作業所で、革のキーカヴァーを縫っていたので適応できる。


 しかしやってみると、最初なので糸が絡まり、最初の縫い目に針を刺すのが結構難しい。なれたら手順を報告する。自分の確認のため。



 偉そうにしゃべっていますが、だんだんマイナーなことをやっている。
 アマゾンのメールで、

・チーズはどこへ消えた  。

という20年位前の本の紹介をもらい、そして今回役立つと思っている。すぐ読もうと思う。アマゾンで前書きが読めます。本の写真のクリック経由。




NHK 100de名著:エチカ、スピノザ、2018/12

ですが、思いっきり重要情報があり、のめりこんでいます。

僕の胡散臭い引用をします。

例えば、p34付近を僕の言い方ですると、ギターは僕にとって自己表現になりそうだが、バレーボールは自己表現にならない。バレーは下手糞。

 ギターは僕の力を高めてくれるから、

本からの
引用:p34:スピノザはこのことを「活動能力が高まる」という言い方で表現します。
~~
~~
 私にとっての善いものとは、私とうまく組み合わさって私の「活動能力を増大」
p35
させるものです。~~」




p40,41付近
kurage0147130の曲解の要約:

 馬というくくりだと、シマウマも競走馬も農耕馬も同じくくりになる。けれど、性質で見ると、シマウマは人を乗せないし、競走馬は畑を耕せないし、農耕馬は早くは走れない。それぞれに特性がある。この馬の、全部馬だよというくくりをエイドス・「形相」のくくりという。

それにたいして、各個体が持っている力に注目し、性質の力で見ると、シマウマはサバンナを疾走するし、競走馬は人を乗せ競技場で競争する、農耕馬は人のために畑を耕し労働してくれる。それぞれに特性を持っている。


引用:p42:「~活動能力を高めるためには、その人の力の性質が決定的に重要です。一人一人の力のありようを具体的に見て組み合わせを考えていく必要があるからです。エイドスに基づく判断(「男だから」「女だから」)は、その意味で実に抽象的であると言うことができます。ここにも『エチカ』のエートス的な発想が生きていると言えるでしょう。
どのような性質の力を持った人が、どのような場所、どのような環境に生きているのか。それを具体的に考えた時にはじめて活動能力を高める組み合わせを探し当てることができる。ですから、本質をコナトゥスとしてとらえることは、私たちの生き方そのものと関わってくる、ものの見方の転換なのです。」

p39:「   
「コナトゥスconatus」というスピノザの有名な概念です。~「ある傾向を持った力」と考えればいいでしょう。

 

引用者kurage0147130:ここまでのp42までしか読んでいません。すごく刺激的で面白い。自分のことだと、音楽は好きだけれど、映像はそれほどでもないとか、本は読みたいけれど、テレビは見続けたくない、バレーは苦手だとか、卓球も苦手、そういう、自分の能力が対象との組み合わせで「活動能力が増大」し、「低下」もする。

ここまでが僕の胡散臭い理解でした。本を読んでね。

僕は汚い作業得意っすよ。
<おわり>