17 Fri /15/13

17 Fri

追記
 着物の糸除去をやっていますが、70着以上はやっていると思います。今頃になってやっと着物の作りが分かってきました。だからどうやって糸を除去すればいいか、手順がつかめるようになってきました。まだわからない部分も多いけれど。

 手順がつかめると、壊すのも早くなる。

 着物を畳んで置いて、その佇まい たたずまい のピシッとしているのは、追い込みをかけて握力の中で作られた壊すのも難しいやつだ。久しぶりにそういうのをやった。着物を仕立てる人が、握力をふるいながら着物に対して全力で決めながら手順を踏んでビッシッと仕立てようとしたものだ。僕もぶっ潰しをかけながら糸を除去しないと、僕が潰されてノロノロになってしまう。壊すものにも全力を強いるのが、仕立ての上手い人だ。ぶつけていく糸除去を要求してくる着物だ。
 仕立て屋に負けるか!! !!。どっからでもかかってこい。といいたいが、昨日はノロノロだった。今日はまあまあだった。


17
 昨日、マフラー完成しました。前回のが道立近代美術館売店で販売されたそうです。今回のも同じところで売られることと思います。マダムの首にまかれるのを想像しながら織ったので、そうなれば本望です。

 最近、父が2回くらい転倒してから、自分で立ち上がることができなくなりました。食事介助もしています。父は手がかかるようになり、介護と言う言葉もふさわしい感じになってきました。父の面倒を見ながら、僕が病気や事故で死なないならば、どうやって老いていくかのプロセスを見させてもらっています。

 自分で動き回れなくなり生活範囲が狭まり 風呂に入れなくなり 尿を紙パンツの中でしてしまい、歩行器が必要になり、そのうち自分で立ち上がれなくなる。そのような流れ。ついには車いすになる。

 週一のトイレ掃除から、行く日の全日トイレ掃除へと「トイレ掃除の爺っこ」へと進化しようとしています。人はそれを糞爺と呼びます。老化も変化です。僕は根っこを捕まえたいのかもしれません。生活の下支えの活動を作業所でやらせてもらって、人間活動でくだらないものはないのではないかと思います。馬鹿にしたり蔑むことはこの世には何もないと。皆人間活動だと。僕は作業所の活動で大事なものを捕まえようとしています。それは他人から見ればバカバカしく不潔かもしれませんが、首を突っ込むと、必要なことをやると言う需要のための作業となり、キラキラ輝いているのでした。僕はドメストをふりかけ束子 たわし で擦りながら、ダイヤモンドだらけの便器の水から宝石を取出し、キラキラうっとり眺める神秘の世界を歩いているのでした。

 ヨー、便器水、束子でこすってザックザク、こぼれる黄金拭きながら、この清々しさは すがすがしさは我のもの。どうもありがとうボス、まばゆいばかりの光の中で僕はユニコーンに跨り またがり 大空を翔 か けてゆくよ、あー 目が潰れそうだ、この光の中で僕は男になってゆくんだ。眩しい まぶしい 眩しい。君は僕の核心・構成要素・明日と言う未来を築く大きな橋だ。僕は渡ろうと思うんだ。明日への道を駆けながら満たされることだろう。







15 追記
英単語の語源図鑑 見るだけで語彙が増える 立ち読み│オンライン書店e-hon
この本凄いなあ。

これは上の本の前に読んでおいてもいいかも。

・英語語源が魔術に変わる世界では
https://www.amazon.co.jp/%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E8%AA%9E%E6%BA%90%E3%81%8C%E9%AD%94%E8%A1%93%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E3%81%AF-%E8%A5%BF%E9%87%8E-%E7%AB%9C%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4802076789/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1534331377&sr=1-3

英語の勉強をゲーム感覚で遊びとしてやってしまう装置は今はいろいろ開発されているのですね。




 僕はリコーダーを吹いていも、覚えなければ、上手く吹けなければ、完璧に身に付けなければ、楽譜通りに吹けなければと、制約に従うことばかり考えてきたけれど、どう吹こうが自由なのではないのか、どう吹くかは僕の裁量だと。

 作業所でも、あれをしろ、これをしろとは言われるが、どのようには僕に任 まか されてきた。任されているというか、自由な部分を僕に預けて頂いてきた。

 家でも仕事でも、生活でも、しなければいけないことはないのではないのか。全部一任されているというだけのことで。投げ出しても誰も困らないのではないのか。代わりの人や、やることはあるので。全部自由裁量があると。

・ 自由に組み立てるのは僕が工夫して自分なりの世界を築くことに全力を挙げるべきなのかもしれない。そう、工夫して独自の世界を築く、その裁量を謳歌していいのではないのか。こんなことを感じている。


15 Wed


 昨日は調子が悪かった。フリンジをだらだら行った。鋏が切れないのを使って短くしてしまい、8センチ出来上がりを、結んだ先7.5センチになりそう、結んだ先ののびているところ(切り落とし部分)を入れて8センチ。僕の予定より5ミリ短くなりそう。まだ終わっていない。8本くらい残っていて、全体の長さ調節も残っている。とても居心地が悪かった。

 作業所に昨日出かけた日は、着いて引出しをあけたが誰もさわっていなかった。そんなに興味ないか。うまくいくといいけれど。


 フリンジを作っていて、苦手なのだけれど、観察がやはり大事だなと。もじる時も観察してコツをつかんだ。それで早くできるようになった。よく観察して改善すればいいのだろう。

 









 作業所の、皿洗いのメインの方、手芸がうまくいっていない、その方が皿洗い後ゴミ捨てに行った。僕が係りだけれど率先して行ってしまった。ぼくはこの方にレッテルを張り偏見で見ていたけれど、割と健全なんだなあと思った。自分の曇った目を恥じた。この方まだまだいけるぞ。がんばってね。

 マフラーは織りあがった。フリンジを残している。明日出かけてスタッフの態度が変でなければ失敗はなかったと思っていい。失敗している可能性もあるのでそこは気になる。時間いっぱいで終わった。前作と同じもので、軽くて、マフラーの白で、天女の羽衣のようなやつ。(小さく畳めて、すごく軽い) 自分で作ったので褒めました。

 もじりをうまくできるようになったとボスに言うと、そう言ってくれて嬉しいと、言うようなニュアンスで答えて頂いた。ボスは僕が自信のない人だと言うのを見ぬいていたのだった。そこの成長を喜んでくれた。


☆ボスの親族の男の人に僕はアンビヴァレントな感情を持っていた。なんでかなあと思っていたけれど、謎が解けた。僕は母に甘えたかったのだ。その男の人は、ボスである女性の弟でその関係性が僕が持ったことがないもので、うらやましかったのだと思う。甘えたかったのだと思う。僕もボスの弟になって甘えたいなあと言う目で見ていたと思う。51歳が何を言うのか、となるだろうけれど、僕は母に甘えたかったのだ。母は僕の甘えを受け止めてくれる人ではない。母は、突っぱねたり否定したり拒絶してきたのだろうと思う。僕の甘えたい気持ちをカウンセリングできちんと処理したい。先生にやって頂きたいと思う。

鈴木大拙、無心なんとか と言うダウンロードした本、安かったけれど、おもしろいぞ、暴力肯定を宗教は含んでいるとか(僕は暴力をふるいたいのではなく、何もかも飲み込み抱擁する深さを持つと言う表現されるような暴力、暴力肯定者と言う意味ではない。)、分けるという考え方ではないと主張していた。善と悪、優劣、そういう固定された見方ではなく、善が悪になったり、悪が善になったり、優秀だと思っていたら劣等だったり、劣等なものに見えているけれど優秀なものでもあったりする、無限に広がる世界のようなことを書いてあった。(ぼくの理解は怪しい。読んでね。) すごく面白い。評価が高いのもわかる。もっと早く読んでいてもよかったなあ。難しい本だと思っていたし、知ったのも最近だった。


父が転んで、歩行器で、(僕が尿とりパッドを取りに行ったすきに転ばれた)。引っ張って畳まで行って、布団を敷いてそこに寝てもらった。転ばれると厄介だ。起き上がれない。すごく眠そうだったし。