疑惑(navy blue)



 今日の作業所は、何人かには少しだけ評価されたようだった。でも、火曜日のほうが頑張った。握力が軽く落ちたので評価は悪かったけれどあの日のほうが走っていた。

 今日の作業の終わりに、僕の手が鈍っていたのをテーラーSGは見抜いたと思う。甘いぞと思ったことだろう。

 愛せない作業だけれど、愛そうというキーワードでやってみた。稲盛和夫の「働き方」はバイブルだ。稲盛先生には世話になる。この方の考え方に完全に依拠して作業している。全部稲盛先生の影響下のものとで働いている。

 昼食が出るのだけれど、出るが故の働かざるもの食うべからず、という言葉を感じる。恐くもある。

 昼に居眠りし、5分オーバーして寝ていた。顰蹙(ひんしゅく)を買った。

 稲盛先生の仰るように、仕事に打ち込む以外に打破する道はない。と思う。火曜日からの、走る、打ち込む、愛するのキーワード、特に愛する(仕事に対する情熱)にフォーカスした。

 (同じことを書いた。)

 今は走れるからいいが、手が萎えたり鈍ったらどうなるのだろう。その時までせいぜい走るように努力したいとは思う。普段頑張っておけば、対処してもらえるかもしれない。





・ お医者さんの診察を受けた。最近気づいた、自分が絶対の立場で周りの人を見ないで、僕自身が過程の途中の人として周りの人を見て、周りの人たちも同じように過程の人と見るようになりたい、という内容のようなのをお医者さんは読んだ。

 それに対してお医者さんは、人間は周りの人との関係で生きたりする、みたいな相対的な存在かもしれないね、と仰(おっしゃ)った。

 (その他にも言われたけれど、今は忘れてしまって書けない。)
 自分の本当にやりたいことは何かを考えてやった方がいい、みたいなアドバイスをくれた。僕が途中の人、相対的な人に関心があったので、決めつけないで、こころの声に従って、一番必要なものにうち込むように助言してくれたのだと思う。


・薬局で女性薬剤師が薬を処方してくれた。2回目の人。この人冷たい感じのする人。たぶんものすごく頭がいいだろうと想像している。

 何が言いたいかというと、この人の読んでいる本はどんなものだろうと思った。僕に本を勧めるとしたらどんな本を選んでくれるだろうと思った。友達に一人こういう人がいてもいいなあと思った。ただそれだけだった。



2017年2月8日(水)



・/・ 本を買うとき、集中して読んで活用して楽しむだろうと思い買う。

 実際に届いて現物を見ると冷めている。こんなものかと。読んでみてもたいしたことないなとちょっとだけ読んだり、投げ出したりする。それは本が思ったより魅力がないからと思ったから。本の側に原因を被せている。

 最近のこの傾向を見ていて薄々気づいてきた。

 
 本に魅力がないからではなく、僕の側の支払いが足りないのではないかという疑惑


 作業所で走ってみて、僕の支払いが足りなかったことを感じている。それを当てはめると、僕は本に対して支払いが足りない。

○能力を伸ばす四つのポイント/立花均/ぺりかん社/2016 の本を4回目読んでいるけれど、
これも読んでみて繰り返し読む効果を感じている。

 向こう側、本の側に責任があるのではなく、僕が愛を持つことが必要だと。仕事が魅力があるとかないとかではなく、とりあえず支払うため走ると。



 本もとりあえず繰り返し読む。まとめる、読むことを繰り返す。僕の側が本に対して身を削って支払う。本の側がどうとかではない。(読みたい本に対してだけれど)


 英語の勉強をしないのも、支払いを拒んでいるのに過ぎない。僕は身を削りどんどん支払わないといけないらしい。支払う額(愛・エネルギー・情熱・打ち込むこころ)によって向こう(本)は応えてもくれるし、応えなかったりする。

○能力を伸ばす四つのポイント/立花均/ぺりかん社/2016 の本のように、サナギが蝶になるようになるまで支払いを続けなければならない。ダメ本でも光るものが一つでもあれば、その辺に支払う必要はありそう。今回は、本の側ではなく、自分の側に原因を求めた。