目的をしっかり掴んでくれ。

2016/09/04(太陽神(わかって使っていない):日曜日)

 nuno-zoriをやりました。女先輩に手取り足取り、何から何まで習いました。編みあがったのを、まとめるところまで進みました。明日以降鼻緒つけになります。

 この作業は力のいることばかりで、労働の側面がかなり強い。まだ覚えたてで嫌になっていないが、毎日作り続けると逃げ出したくなること請け合いと思われる。キツイ。

 ありがたいことをやっているけれど、逃げ出せるものなら逃げ出したい。

 着物の糸ほどき、いまのは、ほぼ終わりつつある。最初チンタラチンタラやっていたら、スタッフはチェックしていたし、前の席の女性もテキパキとやっていたので、ぼくが間抜けに見えたろう。 日曜だしゆっくりやりたいなと、一人でボケていた。

 こう書いていて思うが、僕はかなり弱気でいい加減な人間かもしれない。男として着物に向かおうとしてやっとエンジンがかかった。男として、着物にぶつかろうとして。

 僕は気持ち次第でどうにでもなる奴のようだと思う。今日は最初たるんでいた。














2016年9月3日(土)


・ 織りの教室に出かけた。あまり集中できなかった。整経と、綜絖に糸を通すのをやった。途中で時間切れになった。

 前にイケテいない織りをやっていて、イケテいない人と感じたので、僕は甘く見ていた人がいた。先週、格好よい、素敵で、技を使ったのが完成していた。そして今週も通われてきた。その人が優れているのを認めないわけにはいかなくなった。僕より遥か高みにいて、技もたくさんつかえて、たぶん頭もいい、その人は僕より桁違いに上を行く人だと認める時が来た。僕はその人の足元にも及ばない。それがあるがままだとおもう。僕にもよいところはあるけれど、その人とは次元が違う。年季が違う。



 僕は集中力が出ず、ミスを連発する。病気のせいとも言えるが、今の実力。大したことはない。はじっこがきれいに織れ、織り自体もそろったにしろ、ミスを連発する以上優れているとは言えない。並よりちょっと落ちるところか。



・ 先生がこの間30分僕が早く帰ったのを調整してくれ、残ってよいという。腹が減っていた。僕は弁当を持っていた。皆は食べていた。僕は一緒に食べようと言えず、かと言って集中もできず、不機嫌になった。みながお先に頂きますと言ってくれた時に。


 僕は弁当持ってるんだと言って、一緒に食べればよかった。ぶつかっていければよかった。引っ込めてしまった。我慢して、綜絖糸通しをやった。最後には腹減ったも引っ込んでしまったけれど。

 この件も、母に男としてぶつかっていかないのと同根だと思う。同じ次元の話だ。





・ また、織りに来ている方で、商品を作り売っている方もいる。僕は目的が違うのではないかと思った。織るより売ることが先行していて変だなあと。

 これは僕自身にも言えて、僕は、すごい織り人になろうとしていた。オペレーターとして。でも、これも目的が違うのではないかと思った。楽しむためにやるのが織りの基本ではないのかと。すごい人になるなんて、ずれているよ。目的が変だよ。織ること自体を楽しみ、作れる喜びを感じることが大事じゃないの?


 昨日もマウンテンバイクのページを見ていたけれど、買うために自転車はあるのか。そんなに生活に必要か? 僕はちょっとした土手を走ったり、デコボコを楽しむ程度のスタンスで満足できる。クロスバイクくらいの距離感。ママチャリでも間に合う。自分の満足を第一にすべきだ。そんなにハードルを高くする必要もない。ちょっと自転車に乗れれば満足のはずだ。どうしても乗りたければ、近所のレンタルでマウンテンバイクを借りて乗りまわせばいい。満足できるよ。


 勉強でも、女でも、英語でも、僕の目的は違っている。僕のやり方は病気だ。全部スタンスが違っている。ズレているよ。変だよ。




 自分の満足、背伸びではなく、誇示でなく、すごいでなく、純粋に楽しむことを基本に据えられなければ、僕はやはり朽ちていくだろう。もう腐りかけているんだ。老人へ突っ込んでいる。ここはしっかりやって欲しいんだ。間違わないよう、正しい道を選択するようやって欲しいんだ。よく見てくれ。目的が違ってこないように。

 本当の目的とは何か、本当に僕にとって大事なことは何か。人の中で生活して、人の中で活動できる喜び、自分の満足のための目的。間違わないで選んでくれ。頼むよ。