歌った。自分の中の父に歌わせた。

2016年5月23日(月)


 機織り教室に行った。さをり織り。機(はた)を使い、非情に楽しく過ごしたというか、気持ちがよかった。筬(おさ)を打ち込むのも、やさしく置き、それが気持ちよく、杼(ひ)を左右に動かすのも、杼が立派なので気持ちがよく、よい感じだった。2時間2千円はちょっときつい気もするけれど、機を買うよりは安上がり。


 家に帰り、自転車で林へ歌いに行った。蚊はまだあまり発生していなかった。執拗に狙われなかった。

 歌自体は、radioheadの曲で始めた。好きだからと言うより、うまく歌えるのではないかと言う目論見で。

 実際歌ってみて、あまり感触は良くなく、パラノイドはまあまあだったけれど、昔の調子のままだった。



 レディオヘッドでやろうとしたのは、父への憎しみ怒りを出そうということ。出るかなと思った。今日は朝から、自分の中の内圧が強かったので、そういうのが出るかと思った。

 ちちのくびを開けるイメージを使用し攻撃するイメージを使用した。そのうち周りで工事の音がうるさくなり、何か僕の歌に不満が触発されたらしかった。


 僕自体はあまり成功しないしどうしようかなあと言う不完全燃焼間でいっぱいだった。歌詞カードに

坂本龍一のthatness thereness

があったので歌ってみた。気持ちを入れていろいろな色の表情を出そうとして見た。まあまあだった。2回目、父と僕が一体となり、父の気持ちで歌わせてみた。かなりうまく成功した。感情表現もばっちりで、オリジナルなおもしろい感じに色を塗れた。

3回目か4回目は徐々に盛り上がりは落ちたけれど、父の気持ちで歌わせる部分を少し作れた。

fronlineも歌って、まあまあ盛り上げた。



 カウンセリングの父の気持ちを読み取る接触と言うか、自分の中の父との対話だったけれど、歌でも、父の気持ち、父と僕が一体となり、父の気持ち、父の分身に歌わせると上手く歌えた。憎しみ怒りを父に向けたいという線は今日のところない感じだった。消えたのか、消せるのかわからない。


 父との対話、自分の中の父自身に言わせるというのは、おもしろいコミュニケーションになると思う。

カウンセリングの先生のそのままのアプローチ

だけれど、僕の歌の今日の金鉱脈だった。掘り当てたよ。


5時に家に着いた。2時間出かけていた。お疲れ様。(self)