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尻の穴に、毛が生え小さい奴は僕だ。

 作業所で、隣に僕と似た控えめで消極的な人が座っている。新しく入った人。この人は手先が器用だ。

 僕は作業所の積極的な人に関わろう、取り入ろうとした。それに対して手先が器用な消極的な人を軽んじていた。

 北からバスで来る若い最近入った女性は、この手先の器用な人に対して分け隔てなく対応した。これを見て僕は見習わなければと、不公平で偏屈で屈折している僕は、手先の器用な人に対して変更することを思いつかされた。

 僕は手先の器用な人にも、積極的な人にも同じように対応しないと、僕自身の分裂と不公平な態度、汚い態度でダメになる感じがした。取り入ろうとする態度ではなく、誰に対しても同じように関わろうとする、僕の側からの積極的な関わり合いの取り組みの姿勢を出すことを気付いた。

 差別しようとした僕はかなり汚かった。ずるかった。屈折していた。