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±11(父)


2016年1月5日(火)



 弱いロボット、岡田美智男、医学書院、2012



 を読みながら、父のことを思い出していた。本は読み終わった。(図書館から借りました)

 父と稚内旅行へ中学生のころ行ったとき、晩御飯をどこで食べるかになった。商店街に手頃な店があったのに、父は入るのをためらった。今思うと、父には1人前が足らず、追加注文をできず、店の人とのやり取りが苦手だったのだと思う。


 そこをやめて、駅前の定食屋でカキフライを食べた。それはそれでよかったのだけれど、父が店に入れなかったのが引っかかって頭の底にへばりつかせ、記憶の底に眠っていた。


 父の本を片づけているのだけれど、ほとんどが安い本ばかり二足三文、父はいろいろな本を読んできたことが分かった。父が読書の世界で羽ばたいてきたのが感じられた。何も得意なことがなかった父、中学の野球部が輝かしい記憶らしい、父は本を読むことで自分の世界で遊んでいたんだ。本のいろいろなタイトルを見ながら父を思っている。(父・入院中・進行性核上性麻痺)