76(北海道博物館)


2015/08/14(金曜日)


・ 北海道博物館に行ってきました。レンガ造りの重厚で大きな建物です。1Fの展示とMBF発見ひろばだけ体験してきました。

 アイヌ文化の勉強が主目的でしたが、最初の縄文のころからの展示をずっと丁寧に見学しました。僕は本を読んでも何も頭に入っていず理解していませんが(バカともいえる)。


・ アイヌ文化は古代からの歴史の中で比較的最近の北海道あたり(サハリンを含むというのか?)の民族の歴史で、和人と交易し搾り取られ・騙されるという負の経験を押し付けられるというネガティブな歴史を背負ってきた。そういう理解です。

今は豊かさにスポットが当たっていると思います。


 展示は、アイヌの衣装(数は少ない)をメインに思って見ました(展示は少ない)。刺繍の仕方もわかりやすく展示されていて、台本のようにまとめられていました。ぱらぱらとめくって学習できます。

アイヌ語もさいころの4つ並べたのを回しながら文が作れるというものです。

僕の作った偽例文としては:とても、あつい、太陽は、照りつける。のように、この区切りが一つのサイコロで6面に印刷された言葉を回し選びながら文章を作る。

アイヌ語もこれを体験するとおもしろそうだなという感触があった。言葉は覚えられなかったけれど。

 チセ(家)の展示は、小さいけれどどんなものか見学できた。



・ 展示を見ていて、前にいるおばあちゃんと孫の小学生男が会話をしていた。お前にはアイヌの部分があるというような。僕は偏見の気持ちがおきた。

 後でそのこのような子どもが前に立った時、排除の気が出た。感じて嫌な思いをさせたかもしれない。僕は汚いやつだった。父の偏見を引きずって、僕の心の葛藤を子供に押し付けようとしての行動だった。未熟で汚かった。


・ 体験コーナーでは、ひぐま・えぞしか・あざらしの毛皮に触った。くさいにおいがした。どうぶつ臭。

ひぐまがごわごわして毛並みが深く、まばらで好きになれなかった。

えぞしかは、毛並みが密集していて長さもよく好きになった。

あざらしは、目が細かくいい毛皮で高そうだった。

アンモナイトのでっかい化石もあったよ。


・ あと、昔の商人のように法被を着て前掛けをするという、着せ替えごっこをした。

他に、動物の毛を2枚のブラシでこすって、塊をほぐす体験した。

また、土器の模様付け体験では、プラスチックのトレイに粘土が詰まっていて、それに貝の外側を押し付けて模様を付ける、木の切った枝を転がして模様を付けるなどをした。

この模様付けですが、貝が一緒になっていたことがポイントだった。
あの細かい凸凹はなんだろうと思っていたけれど、貝の外側の模様がそのまま土器の粘土に押し付けられて模様を作っていることがわかった。

 他に鮭の皮の靴の折り方が学べるのもあった。

・ 最初に説明すればよかったのでしょうが、これらの体験は、コンビニなんかで使う輸送するためのパンを並べるボックス(なんといったか忘れた)、プラスチックでできた長方形の入れ物、それに一式道具が入っていて、そういう体験ボックスがたくさんある。
壁の棚に置いてある。
そのボックスを一つ一つ見て行って、机に広げて体験する。
そのボックスには使い方のマニュアルが入っていて、自分だけで体験できるようになっている。(聞かなくてもよいように)


・ その土器の体験をしていたら、女の子がのぞいて、やりたそうだった。僕はすぐ終えたので戻したら、その子たちが体験したらしかった。

その子と親はバス停にもいて、その土器模様付け体験が一番面白かったと言っていた。

そのこは僕がバスを待っている時、石垣の上にあがって僕の後ろの高いところから見下ろしていた。どんな顔をしてみていたのだろう。バカにしていたのか、ジジイと思っていたのか、なんとも思わなかったのか。??


・ バスを待っている間、首が陽に焼けたので、野球帽を逆向きに被り直し日焼けを防いだ。ジリジリだった。



・ 主目的は、家に籠らず、他者の圧力を感じる、他者に揉まれて感覚を保つだったので、成功した。

 他者に、母に対する憎しみと怒りの気持ちを頭に向けてエネルギーを出そうとして見た。まあ、成功だった。

 行く前に買ったサンドイッチを博物館の長椅子で食べて、歯を磨いて帰ってきた。