卓上機織り体験/仕事学のすすめ=一色にエネルギーが偏る


2015/04/10(Fri)


 昨日は、卓上機織りの咲きおり体験会に参加してきました。

 場所はカナリア本店。4Fの売り場の一角のテーブルに6人でぎっちり座って、4時間拘束の内1時間休憩というものでした。

 作ったもの出来は、目のつながりは良かったのですが、端の目のきつさがよくわからなかった。強く作って、先生に言われ、ゆるゆるで端の目を作ってしまった。目自体の縦方向に目を織っていくときのきつさがゆるくなってしまったこと。

 結果としては失敗になりますが、自分の肉体を使って参加して、咲きおりというクロバーの卓上機織りがどんなものか、コースター2枚を織って体験できたことは大きかった。

芸術の森の機織り体験の時は、本格的な機織り機でトントンと、筬(おさ)?というのでしょうか、打ち込む時が気持ちがよかったのですが、この卓上機織りではそれがなく、置いていくという感覚でした。


 体験として最も感じたことは、休みの日に出かけたので、毎日の作業所の延長のように労働となってしまったことでした。機織りは、夢でも、遊びでもなく、僕にとって今回は労働だなあと感じたことが大きかった。きつかったです。帰ってきて、食事して、夜何もしないで寝てしまいました。11時間くらい寝ました。とにかく疲れたというのが感想で、やっていても、最後の方は早く帰りたいというものだった。疲労がすごかった。

 日程は、10:30から15:00までで、僕は2時半までいた。食事は市役所まで歩いて地下の食堂で食べた。
時計台定食でシューマイと酢豚だった。
シューマイうまかった、冷たかったけれど。

 午後は、早く帰りたいという気持ちで、あまり身が入らなかった。糸は、月曜に青とグレーの糸を事前に選んで、先生に機械に張ってもらっていた。そして昨日の講習会を受けました。機織りに未練はなくなった。労働で、僕はあまりうまくなかった。
けれど切り捨てるのはよくなく、まったく向いていないというわけでもなかった。そこそこだった。




NHKラジオテキスト 仕事学のすすめ 伊藤真“司法試験流”知的生産術

p72

 遊んでいて、今勉強しなくていいのかなあや、後ろめたい気持ちになることに対して、今はリフレッシュタイムで後の勉強するときの切り替えにも役立つので、今は遊んでいていていいと、今の時間自体を大切にして、勉強一色に塗りこめず、楽しむという気持ちも時間に盛り込む、というようなことも書いてあった。

 僕自身、勉強し始めようとすると、勉強一色にしようとしたり、勉強以外の時間を持つのはよくない、と思ってきたけれど、切り替えの時間や、余裕の時間を作る、遊びもあえて盛り込む、計画を振り返るため予備日を作り・その日は何もしないで計画を練り返す、みたいな戦法を伊藤さんに教わった。

 これ、すごく重要だ。僕は、黒か白かでやろうとするけれど、白黒はよくない。いろいろ盛り込んで、区別もつけず、柔軟にした方が計画は成功すると思う。計画失敗も後悔しなくてもいいと指摘された。計画立てること自体プラスで向上心があると。


p86

 落ちても受かっても人生は充実すると。試験に向けて取り組むこと自体・夢なのだから、どう転ぼうといいではないかと。
 僕はなんでも分けて考えるところがある、白か黒か。成功か失敗か。ダメかいいか。ではなく、失敗したって努力したのだからいいし、夢を追ったこと自体が無になるわけではない、目標に向けて取り組み、計画を立てたわけだからいいじゃないかと。なんでも一色に染めてみるのは、伊藤さんも良くないと言っている


 僕は手芸ならシャツ作りをしようとすると、シャツ作りをすることだけがよいことになってしまう。そこからこぼれる、やらないこと、他のことをすることをよくないと、一色に染め上げようとする。そうではなく、シャツ作りだけではなく、休むこと、計画を練り直すこと、別のことをやる・他の活動にエネルギーを注ぎ込むこと、などシャツ以外の自分の活動全般が大事なのではないのかと。もっと偏った見方を脱出できたらいいのになあ。



この曲は、一番好きな曲。とろける。

Todd Rundgren A Dream Goes on Forever