舞台を見て/歌った

ヒヤシンス、ちっこいのに咲いてしまった。
栄養が足りなかったのかな。

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2015/1/25(Sun)

・ こぐま座へ、新☆アイヌ・ラックル伝(高校生/沢則行の演出・美術)を見に行った。演劇は2回目の体験だった。

 見ていて、僕は舞台の出演者と僕との間にガラス一枚のつい立を置いて、内側から覗いているなと思った。自分と関係ない世界だと、内に籠って溝を作っている。

 出演者の彼らが僕たちに働きかけるように、僕たちも彼らに働きかけることができるのかなと思った。彼らに力があるように、僕たちにも力があるのかなと。エンパワーメントに近いニュアンス。自分にできる力に目覚めていくながれ。



・ ステーションで弁当を食べて、地元の林で歌った。プラダを着た悪魔のサントラ。歌えるかなと思った。実際は、歌は下手だし、声を出す初日から勢いは出なかった。変な気合いを出して歌おうとしたけれど、そんな余力は出なかった。もっと、広瀬香美先生(趣味Do楽NHK出演)の教えたように、のどを開いて歌おうと、基本をやろうとしないとだめだろうなと思った。

 現在、下手なのはわかった。練習しないとうまくなれない。基本から。病気が治ったらうまく歌えるという可能性に逃げるのはよくないらしい。アドラー心理学に書いてあった。



・ 昨日、坂東玉三郎のDVD鷺娘の、演目・鷺娘を2回目みたのだけれど、最初の角隠しというか、花嫁衣装の被り物のヴェールに顔を隠して踊る玉三郎は凄かった。音楽はあったかもしれないけれど、静寂の中、存在感があった。すごい演技だった。
地獄に落ちた最後の場面の踊りも、主人公の気持ちが肉体の演技に現れものすごかった。鬼気迫る感じだった。


・ 今日のこぐま座の舞台を見て、エンパワーメントの自分の力に僕も目覚めた方がいいなと思った。