作業所 / 庭の愉しみ ヘルマン・ヘッセ

2014/10/1(Wed)水曜日

 新しい作業場所へ行きました。交通機関も変わりました。

 感想は、木造2階建てで、昭和のにおいのする古い家でした。階段が急で、僕たちは2階で作業し、1階の食事を提供するところでもローテーションで作業をします。帰りにエプロンを買いました。

 履物は木造住宅なので、スリッパです。2階に流しはあるけれど、トイレは1階の男女共用です。

 この建物に、強烈なイメージを受けました。いかにも作業所然とした場所で、たくさんの人間が小さいテーブルを囲み作業します。椅子はパイプ椅子になりました。

 昼食は行くときにサンドイッチをコンビニで買いました。バナナとトマトジュースは家から持って行った。

 今までの作業場所からグレードダウンした感じです。10分歩かないと辿り着けないし。何もかもが強烈だった。

 3日もすれば慣れるでしょう。



・ 庭仕事の愉しみ、ヘルマン・ヘッセ/V・ミヒェルス編、草思社、1996


p50~51

 私たちが悲しみ、もう生きるに耐えられないとき、一本の木は私たちにこう言うかもしれない。「落ち着きなさい! 落ち着きなさい! 私を見てごらん! 
生きることは容易でないとか、生きることは難しくないとか、それは子どもの考えだ。おまえの中の神に語らせなさい。そうすればそんな考えは沈黙する。
おまえが不安になるのは、おまえの行く道が母や故郷からおまえを連れ去ると思うからだ。しかし一歩一歩が、一日一日がおまえを新たに母の方へと導いている。
故郷はそこや、あそこにあるものではない。故郷はおまえの心の中にある。ほかのどこにもない」


引用者(kurage0147130):
 木について書いているのに、人生や人間について書いてある。詩もたくさん載っている。意外に大事な本のような気がする。教えてくれそう。道標(みちしるべ)を提供してくれそうだ。植物との付き合い方も学べそうだと期待している。