僕はバカちょーん~。

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2014/8/2(Sat)


 今日は調子が悪いことが、帰りの交通機関でわかった。

 作業所で、革バンドを編むことができない人がいて、僕はできるよと内心思った。けれど周りの対応は違った。親切丁寧に教える人、スタッフもわかりやすいように段階を追ってやるといいよとアドバイスしたり教えていた。


 僕から見ると不完全なその人に上から目線ではなく、助言していた。不完全を排除しなかった。僕の家族は、不完全に寛容ではない。すぐ排除したり否定する。だから不完全を許容し認める距離感の取り方は新鮮で別世界だった。許されるんだと思った。


 僕は不完全だと完全を目指そうとする。すぐ不完全を動かそうとする。そうではなくて、不完全をそのままに認めている今日の作業所の人たちは僕にとっては新しい立場の導入だった。講義みたいなものだった。


 僕も不完全なままでいいのだったら、流れが全く変わってくる。上を目指さなくていいし、変化を望まなくていいし、日常に向上を持ち込まなくていいし、僕が変わらなければという強迫的な態度を捨ててもいい。手芸だったら、下手なままでいいということになる。勉強なら、わからないまま時が過ぎても、それに取り組み続けることができる。わからないまま、保持し続ける。




 帰りの交通機関では、僕が突っ込んでいく気持ちを持たなかったら、攻め込まれそうだった。周りの圧力を押し返そうとした。本気で、大変で、鬱陶しく、またかなと思う、負けの日だった。