2014/7/30(Wed)
・ 低速交通機関の停まるところで、作業着に身を包んだ頭の禿げてきている肉付きのあまりよくない中背の人が、モップを持ち、雑巾で時刻表とかのプレートを拭いていた。なぜかその人に心が引っ張られた。
僕の乗るまで時間があるので、少し移動してベンチで本を読んでいた。さっきの中年の人がこちらに柵を拭きながらやってきて向こうへ去って行った。僕はその人の記念写真を撮りたかったし、友達になりたいと思った。その人の一生懸命なまじめな作業に惹かれたのだと思う。その人は男ですよ。僕には誠実そうに見えた。素敵に感じられた。
たぶん障害者3兄弟の人の本を読んでいたせいもあると思う。この本を読むとやさしい気持ちになる。
現実的に話しかけられなかった。
僕も禿げそうで、抜け毛が気になり始めている。父はハゲだ。僕もハゲるぞ。同年輩の清掃のオジサン待っててね。
・ 帰りの高速交通機関で、同一方向へ並走して走っていた。目的の違う交通車が追いついたり、並走したり、接近したり離れたりした。この並走の感覚がたまらなく気持ちがいい。ワクワクする。ずっと並走したかったけれど、別々の方向へ別れた。わずかな時間だった。
東京ならありふれているだろうけれど、この北海道都心ではたまにしか僕は出くわさない。