ダメな、そして、いやらしい僕

2014/7/25(Fri)


「ダメな、そして、いやらしい僕」




・ 今日別の著名人の色紙を飾ろうと探した。全部箱を開けて1時間半もやった。結局見つからないということだけわかった。

 僕は無制限に、無限界に探していた。いつも僕が作業がないとき家でやるやり方。


 対策として、弱い男、制約、限界、の中を家でもやればよかったのではないのか。家でこそこれらのキーワードを使う必要がある。僕は無制限、すべてを指向する。僕が美人に見ているのは、無制限、無制約だと思う。色紙を1時間半も探したのは、無制限、無制約の目で著名人の色紙を求めているから。



・ 作業所で、障がい者支援センターから派遣された方と面談があった。僕はその方の股間を見ていた。作業中は、メンバーの人の股間に目が行った。

 そこで思った。僕はいやらしくて助平だと。帰りの低速交通機関でも、女性の体を見ていた。地下空間では、お尻の大きな女性を見ていた。

 僕が下を向いてずっときているのは、この自分のいやらしくて、助平な自分と素直に向き合っていないからではないのか。




・ 面談の女性の方(支援センターの人)に、僕が日本舞踊の女形をやりたいと言ったら、喜んでくれた。僕は否定されたり、変な目で見られるかなと思っていた。そんなことのない人もいた。

 父母は僕を評価しないけれど、否定するけれど、評価する人のところに行けばいいのかもしれない。そうでなくても、人それぞれで感じ方が違うことが、おぼろげながらわかりつつある。




・ 昨日、作業所のある土地の、コンビニの近くの茂みで千円札を見つけた。久しぶりに金を拾うことになるのだなと嬉しかった。

 拾い上げて、紙質が違うことに気づいた。赤で真ん中に見本とか書いてある。おもちゃだった。間抜けな僕だった。取り繕うため、僕に続く者たちのために木に引っ掛けて、また騙(だま)してもらおうとした。引っ掛からないで落ちて行った。
信号待ちの間、僕は周りにいた車や警備員の人たちを意識した。すごく恥ずかしかった。でも笑った。そのまま作業所に出た。

 作業所でその話をしたら、年配の女性が楽しんでくれた。うれしかった。驚いてくれたり、笑ってくれて。


 今日また、作業所へのその場所で、昨日の札はないかと思ったら、あった。つかんでコンビニのゴミ箱に捨てた。この件は終わった。