スナゴミムシダマシ


アニアのカバと象を、後ろ向きに並べている。シルバニアファミリーのショコラウサギの父さん、こえだちゃんこえだちゃん、バナナくんも後ろ向きに並べた。

 人形もフィギア(?)も、前面に情報が集中している。世界を感知するものは前面についている。鼻、目、口、耳、手、足、すべて前に行くためにある。前から情報を収集する。働きかけるのも前面だ。

 だから人形を後ろ向きに並べると、見慣れない形と、面白い姿になる。どこか間抜けで、悲しい哀愁のような寂しさがある。孤独の陰(かげ)のような。個体の寂しさみたいな。






2014/7/19(Sat)


 今朝、草取りで虫を見た。図書館で図鑑を調べた。New Wide 学研の図鑑 昆虫、2006.

 コウチュウ目、ゴミムシダマシなどのなかま、スナゴミムシダマシ

というやつだった。胴部と腹部は普通にあるけれど、頭部が胴部にめり込むように少ししかなく、ちょこっとついている程度。11.5ミリくらいの全長。黒くて、硬い殻で、落ち葉や枯草の下などにいるそう。見つけたやつも、頭から突っ込んで、枯れ葉の陰に隠れようと潜ろうとしていた。かわいいやつだった。


昆虫というのはまじめな奴ばかりだ。余計なことはしない。目的に向かって邁進(まいしん)する。だれかもそのように言って、書いていた。

 幼虫は、腐った植物を食べるそうだ。今日見た成虫は、ちっちゃい奴です。



 地元の図書館へ行ったけれど、途中、僕をぶん殴ってやりたいオーラを出したおっさんが2人いた。墓ヤロー、this(この)。