弱い男(3)




2014/7/3(Thu)
 

・江戸の職人―伝統の技に生きる 中江克己、中公文庫、1998


 半年くらい前、あまぞんで送料込400円くらいで買ったと、思った。もしかしたら、本体1円だったかも。すごくおもしろい。ものづくりの作業所に通っているので興味がある。僕は器用ではないから、一人前にはなれないかもしれない。でも、職人という人に憧れることはできる。まったく知らない世界が本の中で展開され、職人はその世界で生きてきた。

途中まで読んで興味がある職人は、釣竿、組紐、弓。おもしろいとおもう。においとしては、繊細な感じがする。僕自身がなよっとして、線が細いので、そういう感覚のありそうな人たちに惹かれる。組紐の人は手芸に近いと思うので面白く読んだ。



・ 作業所の年末の宴会で、スカートを履き(2年くらい前、自分で縫った)、金髪かつら(1年くらい前に買ったけれど、身に着けたことがない)を付け、カチューシャとミシンのおもちゃをくっつけたお手製かぶりもの(デジカメで写真を撮ったことがあった)を頭に載せ、あたしってかわいいでしょ、いやーん・ばかーんとやってみようかと思った。

どういうふうにみられ、どういう扱われ方をされるかわからないけれど、おもしろそうだと頭の中で計画を練った。



・ 庄司紗矢香ベートーヴェンのバイオリンソナタは、弁当びんた(ベートーヴェン)さんを面白く感じるようになってきたので、聞けば聞くほど面白さに気づくようになってきている。


・ 作業所で、歌舞伎の女形にも興味があるなあと思った。男が女の仕草を研究し、女らしさを極めるというのは惹かれる。さわりだけでもやってみたいとおもう。簡単なの。DVDとか、本とかでないのだろうか。



・ 僕は何をするにも、弱い男で取り組まないと嘘になるし、強さを求めてしまうし、病気の世界になってしまう。

弱い男というキーワードは僕を正常に軌道に乗せ、等身大の僕らしさを引き出す、正直な道具だと思う。







 父が、僕の小さかったころの、ご飯粒を口のまわりにいっぱいつけていた、とか聞くと、父も僕を見て希望を感じていたのだなあと、父の若かりし頃や、僕の幼かった頃のことを感慨を持って聞けた。


 父には反発ばかりしてきたけれど、父は僕に温かい目を注いで、接してきてくれたのかもしれない。父の優しい気持ちが、そこにあったのだと思う。
僕自身も父にやさしい目を持って接してやることができればなあと妄想するけれど、どうも反発になってしまう。


参考:父という病、ポプラ社



2014/7/3(Thu)

?お医者さんへの日記より?


7月2日(水曜日)


「 ・草取り ・作業所 ・心療内科 」

 作業所の人に、弱いところを見せました。パン屋で叩かれたこと(流血・このことは言い忘れた)や、ラブホテルで清掃していたことを初めて人に話した。

 年配女性と共同で作業(スタンプ押し)するときも、急いでやりそうになるので、負けまいとなるので、弱い男・弱い男と、一つ一つの動作ごとに心の中で呟いて自分に言い聞かせた。


掲載者:昨日は、弱い男というキーワードで、人に接したり、自分の立場を打ち出そうとした。



 庭は、切った枝を短く切りそろえたり(アブラムシが枝にぎっちりで気持ち悪かった・奴らも活動していた)、センダイハギの枝を切った。センダイハギのあたりは、父が変な手つきでつっかえ棒をしていたりして風通しが悪かったので全部取り除いた。すっきりして、見た目も気持ちよくなった。

 網戸に卵が産みつけてあったので取り除いた。
 


 こえだちゃんのバナナくんを買ってあったのだけれど、バナナくん、好きだなあ。
シルバニアファミリーのブタファミリーも欲しいなあ。
作業所のスタッフにはアニアという動物・恐竜・海の生き物のおもちゃを教えてもらった。ぞうさん2頭も欲しい。円山動物園の死んでしまった象さんは、一頭だけでノイローゼに見えて痛々しかったので、2頭欲しい。