日常



 調子が悪かった。交通機関帰り、僕が調子を崩しているので、乗じようとする人がいて、弾き(はじき)返そうとした。


 僕は必ず調子の悪い日が来る。これは約束事で、掟で、義務だ。飛ばすわけにはいかない。今日も過ごした。悪い日が来れば、よい日も来ることになっている。だんだん良い日の質が上がっているので、悪い日も踏まなければならない。
恵まれています。

悪い日は、父から受け継いだ、しつこさ、執念深さが役立つ。マイナス言葉だけれど、不利な日は存分に働く。




2011/6/6(Fri)


 作業所では、最近ずっと練習ばかりしている。なぜか製品を回してくれない。在庫があるのかわからない。他の人は、実際に使われる作業をしているけれど、僕は練習の縫いをしては、切って取り外して、また縫い直す。賽の河原の童子のようになっている。僕の作業は無意味なのだけれど、やるからには他の人に負けてもいられない。

 作業の一つ一つの動作を名前を付けてるので、さらに追加の動作確認を加えたり、丁寧にする動作を加えて改良している。少しずつ良くなっている気がする。そう思いたい。動作を見直しているんです。

 草取りは、切った枝を束ねる作業。スズランテープ青色(100円ショップ)の紐で結んでいる。

 胃潰瘍は、胃液の分泌を抑える薬だけになった。貧血の鉄分を注射してもらった。僕は薬として口から入れても吸収が悪い。なぜなのかわからない。

 お医者さんの医療的介入を受けないと、僕は自分で改善できない。だからお医者さんの助けを借りて生活している。薬も同じです。自分だけではよくできない。薬剤師さんの助けがいる。注射は看護婦さんの助け。掃除は、清掃員さんの助け。

 毎日日常だけが繰り返される。暮らしを大切にしないと、暮らししかない僕はダメだなあ。どうもおざなりになる。