「  老 人  」

5/5 19:47

老人」批判

 この内容は問題がある。老人は孤立しているように見える。心を閉ざして、不満があるのか。

 老人に、奥さんはいたのか。子供を育てたのか。社会生活を送り、人の中で暮らしてきて、自分より上の年齢の人とも、自分より下の年齢の人とも仕事をしたはずだ。老後も、社会生活を送っているのに、閉じこもっているのか。他の人とのふれあいで感じることはなかったのか。

 歳をとることにこだわりすぎではないのか。生活を送ることに腐心すればいいだけではないのか。日々の中で感じるものはないのか。

自分で書いたのに、根性曲がっていないか。






2014/5/4(Sun)


「 老 人 」


 ドアを開けた。出てきたのは老人だった。望んで老人になったのではない。時が経ったのだ。時間は去った。積もった年月が男を老人にした。



 なぜ あなたは老人なのですか?

 もがいてきたが、何も生み出せなかったからだよ。



 なぜ 老人なのですか?

 君もすぐ老人だよ。他人事ではないはずだよ。



 アザレアの花が植木鉢で、陽を浴びながら揺れていた。きみが好きだよ。明るいその花が。僕にも君を見せてくれ。こちらに花を向けてくれよ。


 老人と言われる男は、腰を折りながらゆっくり歩いて視界から消えた。



 陽が陰り、肌寒くなった。 なぜあなたは老人なのですか? 逆戻りはできない。 老人、おいた(老いた)人。容赦ない年月。


月が昇り、星が瞬く。




女は股を開く。命は生まれる。君の出番だ。君が次の時代の子だ。






書いた人: ルーズリーフノートにシャープで書いて、ワープロで打ち直しています。「 ライバル / 非日常 } も、この方式でやりました(前回は、使い古しの紙の裏)。今日は調子がよくないです。ワープロも嫌いになってきました。手書きで紙に書きたい。手書きにこだわるほどには、うまくない(自己評価)。 僕も老人になりつつあります。