「気持ちよかった(機織り体験)」


2013/12/13(Fri)


「気持ちよかった(機織り体験)」



 芸術の森に機織り体験に出かけた。行き帰りの交通機関で中村 中の曲をヘッドフォンで聞いた。外で中村さんを聞いたのは初めてだった。よかった。


 機織りは、当主と奥さんで切り盛りされているよう。僕に一台織り機が当てがわれた。好きな色を選んで、織り方を教えてもらいスタート。

凧揚げのような糸の塊(織の名前を僕は知らない)を右に左に通し、オルガンのペダルのように足を踏みかえ、大きな櫛のようなのを奥から手前へ2回ペタンペタンと持ってきて糸を整える。凧揚げの糸の塊を持つ手の感触と、櫛を手前へ2回ひいて整える感触が気持ちいい。

特に大きな櫛を2回整えるときはエクスタシー。それも、左から右へ糸を通す時が絶頂。気持ちがいい。

感触を愛(め)でた。



 今、役所からお電話があり、A型就労の4時間勤務をお医者様に可能かどうか確認せよと指令が下り、電話してオーケーが出た。役所に折り返し電話を入れた。火曜10:00に役所で面談という設定がなされている。国の管理下にあり、僕の活動は管理されている。



 ずっと機織りをやっていたかった。感触を確かめながら続けたかった。けれど奥さんが後ろに立ち、終わらせようと準備している。僕は続けたい。奥さんが終了の鐘を鳴らし、糸を教えてもらい始末し、終わってしまった。残念。もっと続けたかった。


 奥さんは、やったことがあるのかと思ったと、褒めてくれた。すごいだろう、エッヘン。ドカンドカン。


 作ったのをもらい芸術の森を後にした。けれど、作ったものには興味がなかった。体験がよかった。モノは結果だし、わり切って、切り捨てていた。持ち帰り母に見せたけれど、あまり興味がなさそうだった。


 作ったものは、マウスパッドの下にひいて、さっそく使った。ヘタっても未練はない。(汚くなってもいい)