親指のはたらき/ 下等な習性(自分の)

2013/6/5(Wed)

北海道新聞 朝刊12面 2013年6月5日(水曜日)、當瀬規嗣、「生きる」しくみ(336)、『大事な親指 物をつまみ文明築く』

~親指は他の指と指先を合わせることができます。
他の指同士で指先を合わせることはできません。
この親指のはたらきを「母指対向」と呼びます。
母指対向ができるのは、親指の付け根にある筋肉のおかげです。
この筋肉に親指を人さし指から離し、手のひらに向かって折り曲げるはたらきがあるのです。~ものをつまむことができる~




引用者:

 サルは母指対向ができず、親指のついている位置が人より手首に寄っていてるらしく、筋肉も発達していないらしい。この文章にそのような感じに書いてあります。

 すごくおもしろいです。人間が道具を使い、文明を築くことができたのも親指によるともいえる、というようなことも書いてあります。


 この話はロマンだと思う。
親指の働きだけで、サルと機能が分かれ、モノをつまむ行為ができ、道具を使う方面の働きが飛躍的に伸び、人間の文化活動へとつながる。

すごくおもしろい。ちょっとの差なのだけれど、ものすごく違ってくる。少しの違いが大きな分かれ道になる。手の機能が違ってきてしまう。すごいことだ。


 話は変わって、
ケーキの時に、巻いてある紙とかセロファンのクリームとかくっついてきたものをフォークで剥がして、ミミッチク食べる行為。この小市民行為は、人前でやると、みっともない。やらない。

 はなくそも人前でほじったりしない。


 これらの行為を日常でやっていると、じいさんになったり、介護施設にお世話になった自分のぼけた姿が、やり出すのではないかと思う。ふだんからやらないようにしていないと、日常に刷り込まれた行為は、意識が飛んだ時にやりかねない。ものすごく他人に下劣に映つる思う。

しょうがないけれど、避けたいなあとコントロールしたくなる。